エドガー・H・シャインの理論
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シャインといえば…、キャリア・アンカー、キャリア・サバイバル、キャリア・コーン、個人と組織の相互作用。
シャインの理論の原点
「キャリア開発の視点の本質は、時の経過に伴う個人と組織の相互作用に焦点があることにある」(Schein,1978)
内的キャリアと外的キャリア
外的キャリア | 客観的側面 | 仕事の内容や実績、組織内での地位 |
内的キャリア | 主観的側面 | 仕事に対する動機や意味づけ、価値観 |
シャインの外的・内的キャリアのモデル
キャリア | モデル |
外的キャリア | 円錐形の「組織の3次元モデル」=「キャリア・コーン」 |
①垂直方向=職位や職階を上がる(下がる) | |
②水平方向=職能での移動=ジョブ・ローテーション | |
③組織の中心方向=部内者化または中心性 | |
内的キャリア | キャリア・サイクル (9段階) |
心理的契約
個人と組織のニーズが調和し、両者の間でできた合意を心理的契約という。
キャリア・アンカー
職業上の自己イメージ=キャリア・アンカーといい、次の3つの成分が複合的に組み合わさっている。
①自覚された才能と能力
②自覚された動機と欲求
③自覚された態度と価値
覚え方=さの に どうよっ たか (佐野にどう寄ったか?)
キャリアアンカーの種類と特徴
種類 | 特徴 |
専門・職能的コンピタンス | 得意としている専門分野や職能分野での能力発揮。 |
全般管理コンピタンス | 責任ある地位に立ち、組織の成功に貢献し高い収入を得る。 |
自律・独立 | 規則・規範に束縛されない。自分の仕事の標準を優先。 |
保障・安定 | 安全で確実、将来を予測でき、ゆったりとした気持ち。 |
起業家的創造性 | 新しい事業を起こし、経済的に成功させたい。 |
奉仕・社会貢献 | 世の中をもっとよくしたい。 |
純粋な挑戦 | 障害を克服、極めて手ごわい相手に勝つ。 |
生活様式 | 個人、家族、キャリアのニーズを統合したい。 |
覚え方=せんぜん じぶんは ほうきをもって ほうしした じんせい
「戦前、自分はほうきを持って奉仕した人生」 Byほうきでシャイン♪
専門・職能的コンピタンス、全般管理コンピタンス、自律・独立、保障・安定、起業家的創造性、奉仕・社会貢献、純粋な挑戦、生活様式 を覚えてしまおう!
・キャリアアンカーは人生経験を積んで洞察を増すにつれて、安定してくる。
キャリア・サバイバル
・職務と役割の戦略的プランニングのツール=「キャリア・サバイバル」
・職務と役割の戦略的プランニングは、オープン・システム・プランニングと呼ばれる手法を応用する。
・職務と役割の分析と戦略的プランニングのステップ
ステップ1 | 現在の職務と役割を棚卸する |
ステップ2 | 環境の変化を識別する |
ステップ3 | 環境の変化が利害関係者の期待に与える影響を評価する |
ステップ4 | 職務と役割に対する影響を確認する |
ステップ5 | 職務要件を見直す |
ステップ6 | プランニング・エクササイズの輪を広げる |