ナンシー・K・シュロスバーグの理論
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シュロスバーグといえば…転機!
イベントとノンイベント
転機とは…。
①ある出来事が起こること。⇒イベント
②予期したことが起こらないこと。⇒ノンイベント
転機は、通常、次の4つのうち1つまたは2つ以上の変化を伴う。
①役割:人生の役割がなくなったり変化したりする
②関係:大事な人との関係
③日常生活:物事をいつ、どのように行うかの変化
④自分自身に対する見方:自己概念に影響
転機の影響度を決める3要因
1.転機そのもの
転機の種類(3つ) | 内容 |
①予期していなかった転機 | 事故、死、病気、失業など |
②自分自身が決断して生じさせた転機 | 結婚、転勤や昇進、子の誕生など |
③正常な発達過程の通過点として生じる転機 | 子供の独立、加齢、退職など |
転機を評価する4つの視点⇒転機の①深刻さ、②タイミング、③コントロール、④持続性。
2.本人
対処する能力の特徴 | 内容 |
①人生全体に対する見通し | 本人が人生を肯定的or否定的に捉えているか? |
②コントロール | 人生をコントロールor宿命? |
③対処スキル | ストレス解消の仕方や意思決定、行動 |
④過去の経験 | 以前の転機の経験 |
3.支援システム
支援があれば、転機の難度は下がる。
①人、②物的資源、③公的機関や民間団体
転機の乗り切り方を教える
第1段階:リソースを点検する
4つのS = ①Situation(状況) ②Self(自己) ③Supports(支援) ④Strategies(戦略)
第2段階:変化を受け止める
戦略を選び取り、行動計画を立てる。
その他の代表的な転機の理論:ウィリアム・ブリッジスの理論
トランジション(人生の転機)の心理的プロセス
①「終わり」→②「ニュートラル・ゾーン」→③「始まり」
「変化とは状況が変わることであり、トランジションとは心理的に変わることである」