精神分析の理論
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精神分析の理論
精神分析①局所論 ②リビドー理論 ③心理-性発達理論 ④構造論 ⑤力動論 ⑥防衛機制
局所論(①~③)
意識と無意識の2層ではなく、①意識と、意識されていないもの②前意識(意識せずにやっていること) ③無意識(抑圧されたもの)の3層からなる
リビドー理論
性的な意味での心のエネルギーを仮定し、「リビドー」と名づけた。
心理-性発達理論
フロイトの心の発達理論
乳児期 | 口唇期 |
幼児期前期 | 肛門期 |
幼児期後期 | 男根期=エディプス期 |
児童期 | 潜在期 |
思春期 | 性器期 |
エディプス期=エディプス・コンプレックス
構造論モデル
①エス | 衝動的なエネルギーのるつぼ |
②自我 | エスの一部分が外界からの刺激に対処するために変化 |
③超自我 | 社会規範を教えられ、「良心」として取り入れられる |
力動論
エス・自我・超自我・外界の4者の力関係パーソナリティや個々の行動を決定づける
防衛機制
フロイトの末娘、アンナ・フロイトが列挙し整理した(11種類)。適応論と呼ばれることもある。
種類 | 意味 |
抑圧 | 受け入れがたい考えや感情や記憶を意識の外に追いやること |
反動形成 | 受け入れがたい考えや感情を見ないようにし、正反対の態度や行動を取ること |
分離 | 感情を切り離して、表に出さないこと |
否認 | 直視せずに、事実として認めないこと |
投影 | 自分ではなく、他の人が持っているようにみなすこと |
退行 | 以前の発達段階に後戻りすること |
同一化 | ある人の性質を自分に取り入れ、その人と同一になろうとすること |
摂取 | 自分のなかに、自分以外のものを取り入れようとすること。 |
合理化 | もっともらしい理屈をつけ、納得しようとすること |
補償 | 劣等感に対して、別の得意な性質によってバランスを取ること |
置き換え | 欲求を他の対象に向けて満たそうとすること |
昇華 | 衝動を満たすことが許されない時に、社会的・文化的に価値ある行動へ置き換えること |
・防衛機制を明らかにし、より適応的な形で自分を守れるようにする精神分析療法