Check Sheet機能をご活用ください。

シャインのキャリアアンカーについて。【過39回】

答案の素（キーワード）

・キャリアアンカー＝経験の蓄積を通じた、職業上の自己イメージのこと

・キャリアアンカーには3つの成分が複合的に組み合わさっている

①自覚された才能と能力

②自覚された動機と欲求

③自覚された態度と価値

覚え方：（自覚された…）佐野に　どうよったか？　

・キャリアアンカーの種類

専門・職能的コンピタンス、全般管理コンピタンス、自律・独立、保障・安全、起業家的創造性、奉仕・社会貢献、純粋な挑戦、生活様式　（全8種類）

覚え方：戦前、自分はほうき（をもって）　奉仕した人生

※覚え方はクラスメートが考案しました。

答案の案

組織との間に心理的契約を成就した個人は経験の蓄積を通じて、次第に職業上の自己イメージを確立していきます。

この自己イメージをシャインは、「キャリア・アンカー」と呼び、次のような3つの成分が複合的に組み合わさっていると考えました。

それは、「自覚された才能と能力」、「自覚された動機と欲求」、「自覚された態度と価値」です。これらは個人が働く自分のイメージを言語で表現した自己概念ととらえることができ、内的キャリアの現れ方の一つだといえます。

そして、キャリアアンカーには8つの種類があります。

専門・職能的コンピタンスは自分が得意としている専門分野や職能分野での能力発揮に満足感を覚えます。

全般管理コンピタンスは、組織内の責任ある地位に立ち、自分の努力によって組織の成功に貢献し、その結果高い収入を得ることに喜びを感じます。

自律・独立は、組織の規則や手順、規範に束縛されない。自分のやり方、自分のペース、自分の納得する仕事の標準を優先します。

保障・安定は、安全で確実、将来を予測でき、ゆったりとした気持ちで仕事をしたいという欲求を優先します。

起業家的創造性は、自分で新しい事業を起こし存続させ、経済的に成功させたいと強く意識します。

奉仕・社会貢献は、何らかの形で世の中をもっとよくしたいという欲求に基づいてキャリアを選択します。

純粋な挑戦は、不可能と思えるような障害を克服する、解決不能と思われていた問題を解決する、極めて手ごわい相手に勝つことを成功とします。

最後に、生活様式は、個人、家族、キャリアのニーズをうまく統合したいと考えます。

（664文字）