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やさしいカウンセリング講義

古宮昇先生の著書「やさしいカウンセリング講義」。

ロジャーズの解説書として購入したつもりが、その効能は予想外の方向へ。

もちろん、ロジャーズの理論やカウンセリングの勉強にもなりますが、なんだか懐の深ーい一冊でした。

自らを振り返り、なんだか癒され、そして(二次試験への)勇気をもらえる書籍です。まさに、優しい講義。そして、この書籍には、ロジャーズとグロリアの逐語録も収載されています。

これはカウンセリング映像として有名なもので、日本語版もありますが発売元で品切れのようです。ま、ま、そもそも高すぎて買えないし…。うん、買えません。216,000円します。ケタに注意。

この逐語録では古宮先生のツッコミ、いや、逐語録解説があるのですが、ロジャーズ先生だって、意外と焦点が合っていない質問や、グロリアの心の声をスルーしているときもあって、なるほど凄いと思うだけでなく、なんだか親しみやすい一面もありました(笑)

逐語録といえば、先日読んだ古宮先生の「傾聴術」にも、ある男性カウンセラーと非行少年のカウンセリング逐語録が収載されていて、興味深かったです。

逐語録って、面白い。

お手本的なロープレ、良質なロープレを繰り返し見ることを二次試験合格者は薦めていましたので、逐語録読み込みも試験対策に有益かもしれません。

なお、傾聴術の方が、より広いユーザー向けで、平たく読みやすく書かれているように感じました。また、やさしいカウンセリング講義は、Kindle版も出ていますが、優しい雰囲気のカバーデザインや手触りが素晴らしく、圧倒的に、紙バージョンをオススメします。最初にKindle版を買ってしまいましたので2回買ってます、実は。

話はそれますが、私は電子書籍のほうが読む量は圧倒的に多くて、知識系、情報系、エンタメ系はデジタル媒体の方が便利で十分なのですが、本書は何度も読み返したくなる名著、そんな書籍は紙ですねぇ。

オススメの2冊です。