メンタルヘルス・マネジメント検定を受験してきました!

先日、メンタルヘルス・マネジメント検定(Ⅱ種、Ⅲ種)を受験してきました。

この資格試験は、大阪商工会議所が主催して、全国主要都市で実施されますが、私は横浜で受験してきました。ネット情報等によると、横浜会場は横浜経理専門学校および戸塚の明治学院大学で実施され、どちらかに割り振られたようです。

試験の概要

コースはⅠ種、Ⅱ種、Ⅲ種に分かれており、その対象と目的は下記のように分けられています。

コース 対象 目的
Ⅰ種(マスターコース 人事労務管理スタッフ、経営幹部 社内のメンタルヘルス対策の推進
Ⅱ種(ラインケアコース) 管理監督者 上司としての部下のメンタルヘルス対策の推進
Ⅲ種(セルフケアコース) 一般社員 組織における従業員自らのメンタルヘルス対策の推進

Ⅰ種は年に1回(11月)、Ⅱ種は年に2回(11月、3月)に試験が行われます。今回私は、Ⅱ種とⅢ種の両方を同時受験しました。(午前Ⅱ種、午後Ⅲ種の日程です)

試験の概要等については、下記の公式ホームページをご確認ください。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験®

学習内容

学習内容的には、キャリアコンサルタント(CDA)と内容が被る部分も多く、キャリアコンサルタントの受験経験者であれば、特に取り組みがしやすいと感じました。

キャリコンでも一部学習しますが、セルフケア(Ⅲ種)、ラインケア(Ⅱ種)の知識、関連法令制度、職場環境の改善、カウンセリングの基礎、社内外資源との連携、復職支援等の内容が問われる試験です。

Ⅰ種は論述もありますので、より密度の濃い試験対策が必要になりますが、Ⅰ種~Ⅲ種は連続した内容で、かつ、範囲の被りも非常に多くあります。

そのため、特にⅡ種とⅢ種は両方一度に受験してしまうのも合理的です。私の教室では約100名くらい受験者がいましたが、その多くが連続しての併願受験でした。なお、Ⅱ、Ⅲ種の出題形式は択一式のみです。

特定の仕事をするために必須の資格というわけではありませんが、メンタルヘルス対策に取り組む社員、経営幹部、企業のメンタルヘルス対策に関わるキャリアコンサルタントにとっては、取得して損のない資格、知識であると感じました。

メンタルヘルス対策が社会問題化している昨今においては、世の中から今、注目されている資格、学習内容と言っても良いのかもしれません。

試験の難易度

これまでの合格率は、Ⅲ種が約80%前後、Ⅱ種が50%~60%前後と、Ⅱ種はやや大変そうに感じるかもしれませんが、試験対策はキャリコン学科対策ほど辛く苦しいものではありません(キャリコン受験経験者の場合です)。

キャリコンで学んだ知識と、カウンセリングの基本姿勢が大きなアドバンテージになります。そのため、キャリコン合格後の知識の維持増進のためにオススメの資格と言えるでしょう。キャリコン受験経験者であれば、かける時間にもよりますが、1ヵ月ほどの試験対策で十分合格ラインに届くでしょう。

ちなみに私はお尻に火が付くのが遅く(汗)、試験10日前位からの一日2時間~3時間程度の学習、トータル20~30時間位の学習時間ですが、Ⅱ種もⅢ種も自己採点では45問/50問(9割)程度取れていました。(70%が合格ラインです。)

関連知識の深い方であれば、統計資料等の細かい部分の確認は慎重に行うとして、もっと短期間で合格ラインに達する方もいると思います。

逆に、業務でも扱うことがなく、初めてカウンセリングやメンタルヘルスについて学ぶ方にとっては、試験対策期間は2~3か月程度は確保しておいた方が良いのかもしれません。

どんな問題が出題されて、どんなレベル感なのかは、下記の公式過去問題集が役に立ちます。というか、問題集が他にあまりありません。

中央経済社から出ている公式テキストと、過去問題集がおすすめです。

人事部門等では、取得が推奨されている企業もあるようです。

キャリコン合格後には、ついでに取ってしまいましょう。

(2019年6月更新)

             

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