第4回キャリアコンサルタント試験について、出題内容の精査が完了しましたので、出典分析の結果をレポートします。上の画像は、地味に出題項目別に切り貼りをしている(汗)、過去問分析用のマイ資料です。
さて、第4回で出典が判明した選択肢は全200肢のうち、153肢でした。そんな前置きはさておき、出典分析の表をご覧ください、どうぞ!
出典別選択肢数の分析
出典 | 表記 | 選択肢数 |
キャリアコンサルティング理論と実際4訂版木村周著(雇用問題調査会) | 木村先生 | 31 |
新版 キャリアの心理学―キャリア支援への発達的アプローチ渡辺 三枝子著(ナカニシヤ出版) | 渡辺先生 | 5 |
キャリアカウンセリング宮城まり子著(駿河台出版社) | 宮城先生 | 3 |
職業相談場面におけるキャリア理論及びカウンセリング理論の活用・普及に関する文献調査(独立行政法人労働政策研究・研修機構) | ジル | 14 |
カウンセリングの技法國分康孝著(誠信書房) | 書名 | 8 |
人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則シャイン(英治出版) | 書名 | 4 |
厚生労働省、総務省、各種団体等 | サイト名、資料名等 | 70 |
法律等 | 法律名等 | 16 |
キャリア・コンサルティング協議会 | 資料名等 | 2 |
判明した選択肢数 | 153/200 |
(第4回過去問解説のご案内ページより引用)
追記:6/29一部変更しました。(上記変更済)
受験した方々がお感じになったように、今回の特徴は厚生労働省などの官公庁発信の資料やサイトからの出題が多かった点があります。
目立つ官公庁資料からの出題
今回70とカウントしています。これまでを確認すると、第3回は61、第2回は44、第1回は42でした(重複した出典もありますので、その点はご容赦ください)。
具体的には、能力開発基本調査(6)、労働経済の分析(8)、みんなのメンタルヘルス(5)、ハローワークインターネットサービス(5)が5つ以上の出題で目立ちました。
木村先生は引き続き多く、新たにJIL(ジル)資料が出典に
定番の木村先生の著書からは31、独立行政法人労働政策研究・研修機構(名付けてジル資料)からは17選択肢が判明しています。また、渡辺先生(5)、宮城先生(3)の著書からも引き続き、出題がありました。
また今回は、國分康孝先生から5肢、シャイン先生の著書からの4肢もありました。
これらはカウンセリングの学習のために読んでいた方はいたかもしれませんが、学科試験対策としてカバーしていた受験者はほとんどいないでしょう。
國分先生の問題は正答を導きづらかったですが、シャイン先生の問題は、誤字の疑義は残りますが、正答率は低くはないのではないかと考えています。
☆マークは24問、あとどこから取るか
試験後に今回受験した方の自己採点結果をお聞きして、驚いていることがあります。
合格ラインの35問前後の方がとても多いのです。これはこれまでの試験とは異なる印象です。
試験直後より頂いた、皆様からの切実なお声の意味を、あらためて深く感じています。あと1問、という皆様には、私はお祈りすることしかできませんが、この方たちは、間違いなく、合格する実力が十分ある皆様だと思います。
そのみなさんの学習法は、木村先生のバイブルと養成講座テキストをメインテキストとして、キャリコン過去問や2級技能士の問題集を回転させ、知識の穴を埋めていくような学習法の方が多かったようです。
次の試験まで、あと2か月です。
短期間で合格レベルに到達できる学習内容ではないことは確かですから、まだお尻に火が付いていな方は、急ぎ気味で学習を始めましょう。
ジル資料をダウンロードしていない方は、すぐにダウンロードして、通勤時間などに読み進めましょう。各理論の理解が、きっと深まるはずです。
やり始めたら、あっという間に学科試験を迎えることになるでしょう。ご要望などがありましたら、ご遠慮なくお伝えください。
応援しています。