毎回3問程度出題される、「労働関係法令及び社会保障制度の知識」。勉強会などでお会いした受験生の皆様からよく対策の相談を受けます。深くて広い学習分野であるため、深入りすべきではないとはいえ、無視できない出題論点です。
なお、これまでに出題のあった主な出題法令は下記になります。
・労働基準法 ・労働組合法
・労働契約法 ・雇用保険法
・男女雇用機会均等法 ・介護保険法
・育児介護休業法 ・労災保険法
毎回22~27問辺りに配置されていますので、過去問も併せてご確認ください。過去問の出題内容が、養成講座テキスト等、お持ちの教材に、ある程度網羅されているようでしたら、紹介する参考書等は基本的に不要です。
ただし、あまり記述が無い、過去問の出題内容がカバーされていない、という場合には、下記の参考書を利用してみてはいかがでしょうか。
この分野の関連書籍をいろいろ探してみたところ、この分野の学習は、社労士試験対策の参考書が有効という結論に至りました。
私が購入して吟味した中では、下記2点の参考書がオススメです。
【詳細な解説でわかりやすいのは…】
【とっつきやすくコスパ重視なら… 】
これまでの実際の出題内容のカバー率では、前者の教科書にやや軍配ですが、ボリュームがかなりありますので(キャリコン試験には要らない部分がたくさんあります)、使う部分と使わない部分を割り切って活用しましょう。
後者の入門ゼミも頻出法令はカバーしていますし、マンガの導入シーンなどもあり、要点もまとまっていてとっつきやすいです。ただし、私の前職での経験上、試験対策の参考書は人それぞれの好みがありますので、まずは書店で実物を見てご検討ください。網羅性なら前者、効率性なら後者でしょう。
また、管理人が気づいたそれぞれの特徴は、こちらの教材ガイドをご確認ください。
いずれにしましても、過去問の出典条文の確認や、読み物としての大雑把な理解を心がけましょう。全部、暗記しようなどとご自身に大きな負担をかけてはいけません。
もちろん、社労士試験ほどの理解の深さや広さは求められませんから、学習する法令は限定し、この分野は深入りしすぎないように気を付けましょう。メイン教材としての活用というのではなく、条文を理解するための参考書としての位置づけです。
基本書ではなく、困ったときに参照すべき、知識のバックボーンとなるべく参考書という位置づけです。そしてこの分野は、是非、一問一答で力試しをしてみてください。
みん合☆一問一答
ちなみに、これらの問題が何とか解けるようでしたら、参考書はマストではありません。皆様の時間は有限です。他の出題論点、出題が予想される資料対策の読み込みに時間を使いましょう。
この分野に関するご相談を勉強会などで何度か頂いていましたので、私がいくつか購入した中から良さげな参考書を皆様にも紹介させていただきました。
苦手な方の知識補強(参照用)や、総仕上げでの補強に、参考にして頂ければ幸いです。
まだまだ、試験対策はこれからです。遅れている方も、リスタート。合格者の声からは、過去問を何度もやりこんでいる方が多いです。
時間を確保して、やりこんでみましょう。