今日はキャリコンの研究会に参加させて頂きました。
歴史のある研究会で、社会人としてのキャリアも、コンサルタント/カウンセラーとしてのご経験や、人生経験も豊富な方たちが集う会に参加させて頂きました。
私のような何を取っても未熟な者が参加して良いものかと思いましたが、本当に暖かく、皆様に迎えて頂きました。本当にありがとうございました。
そして、研究会のゲストスピーカーは、なんと、あの、木村周先生。
そうです、キャリコン受験バイブルの著者、木村先生です。
木村先生は昭和8年(1933年)生、今年で御年85歳ということですが、そのご高齢を感じさせることなく、『快適職場の作り方』についての講演をしてくださいました。職場づくりの課題はハードからソフトへ。労働行政にご尽力され、筑波大学では教壇にも立ち後進へのご指導を惜しみなく行ってきた、そのご経験と実績、探求心、知識に裏打ちされた説得力を感じました。
また、直接お話もさせて頂きましたが、そのお人柄の暖かさ、優しさを感じました。ちなみに、木村先生が歩まれた詳しい足跡については、こちらの資料が詳しいです。
是非、皆様もご覧になってみてください。
その後の意見交換では、やはり、キャリアコンサルティング・キャリアカウンセリングにおける、キャリコンの役割について議論が深まりました。
自由闊達で他者に寛容な議論、キャリアに携わる方たちが集う勉強会では、そんな雰囲気をよく感じます。
これはなんでしょうかね。もちろん良い意味ですが、不思議な感覚です。語彙力が無く月並みな表現で恐縮ですが、前向き、が共通項でしょうか。また、「生きる」ことへの力強さを感じずにはいられませんでした。
その人らしく生きること、生まれてから死ぬまでのキャリアを創ること、キャリコンとして組織に働きかけることなど、私自身、振り返ること、反省することも多かったのですが、何よりも学び続けることの大切さを改めて感じさせられました。
また、善意の連鎖。
これは養成講座を受講し始めることになってから、時折、強く感じることの一つです。このサイトも、特に意図しないまでも、その一つの発露なのかもしれません。
私はキャリコン受験生をサポートすることをこのサイト等においてやらせて頂いていますが、実はサイトに訪れる皆様に支えられていることをしばしば感じます。一方的な情報提供というだけでは、既に挫折していたのかもしれません。
サイトをきっかけとして、オンラインのみならず、オフラインでも本当に様々な出会いがあります。
実は今日の研究会も、当サイトで学ぶ方からのお誘いで参加させて頂きました。その方の行動力、そして、私にとってきっと良かれと思い、誘ってくださったその想いに、心から感謝しています。本当にありがとうございました。
なお、不躾なお願いして先生の著書にサインを頂きましたが(汗)、学び続けることの大切さをまさに体現されている、木村先生ならではと言えるメッセージを即、頂きました。
キャリアコンサルタントが国家資格になってから、今春で3年目を迎えますが、資格制度は出来たものの、世の中にキャリアコンサルティング・キャリアカウンセリングが必要不可欠なものとして、定着しているとはまだ言えませんし、方向性や可能性もまだ未知数です。
ハードからソフトへ。それは、キャリコンも同じでしょう。
私は、キャリコンの質の向上や世の中での定着について、何一つ説得力のある言葉も経験も持ち合わせていませんが、私もキャリコンの一人として、謙虚に学び続けることや、皆様が学べる場所を創り出すことは、私にもきっと出来るのではないかと感じた一日でした。
サイトにお越しになる皆様へは、試験合格をお祈りするとともに、試験合格のためのコンテンツの充実を図ってまいります。また、試験後には、キャリコン同士、いや、同時代を悩みながらも生きる者同士として、様々なことを語り合い、考え、切磋琢磨していきたいと考えています。
共に、未来を、創っていきましょう。
最後になりましたが、キャリコンの未来像を描くための研究会を絶えず企画され、飛び入り参加を快く受け入れてくださった先生方、研究会の皆様、本当にありがとうございました。