以前から気になりながらも、最近になって購入したこちらの書籍。じっくり精読してみると、凄く勉強しやすいと、なかば感動すら覚えています。試験対策的には、特に論述・面接対策において☆5つの推薦書籍です。
アイビィのマイクロカウンセリングを習得するための参考書ですが、技法の要点を確認したあとは、次から次へと事例場面のケーススタディ(逐語録)が続きます。事例場面の逐語録は、「悪い例」→「良い例」→「解説」と続きますので、それぞれの特徴を掴み、考えながら学ぶことができます。
この構成は、論述試験対策にとても有効です。
さらに付属のDVDには4つのケースの面談場面が収録されています。逐語録を「読む」のと、映像を「見る(聴く)」のと、また感じ方が変わってくるのは、まさに、クライエントやカウンセラーの表情、目線、身振り等を捉えることができるからでしょう。
マイクロカウンセリング技法を含め、面接試験対策としてもオススメです。税込3,780円と書籍にしては高価ですが、この内容を有料の講座で学べば、きっと、数万円はくだりません…。コスパ、正直言って、高いです。
また、別の発見もあったのですが、第6回学科試験において出典が不明だった問題(問31)の出典とも思われる文章がありました。そのため、過去問解説を加筆修正しています。
学科試験対策にもなる部分もありますが、むしろ論述・面接試験対策において、かなり強力な参考書と思います。すべてのキャリコン受験者や、試験を終え合格された皆様にもおすすめしたい書籍です。
なお、教材ガイドの紹介冊数がだいぶ増えてきましたので、学科試験参考書・問題集、実技試験参考書に分類して再編集しました。教材選定の参考にしてみてください。