過去問解説の問11~問15を掲載しました。理論家の問題はこれまで並の全7問、個人の特性の知識の全3問までの解説が完了しました。理論家の問題は過去問でカバーできる問題が今回特に目立った半面、問13、14、15は初登場の資料からの出題でした。
ただ、資料を読んでいなくても解けるタイプの問題もありましたので、慌てずに落ち着けば、それほど失点しないで済んだのではないかと思います。
とはいえ、本試験会場での緊張感を思うと、なかなか落ち着いて立ち向かうことも難しかったでしょう。帰宅後に見返してみたら、なんだ、これなら出来たじゃん、という感覚はどの資格試験でもあるものです。
各問題のポイント
問11:本格的な出題は既に4回目ですが、レビンソンに関する問題はいつも、難しい…。発達理論、特にレビンソンを私ももっと勉強するべく、評判は良いけれど絶版となっている書籍を古書マーケットで探して取り寄せているところです。
問12:しつこいくらいに出題されているブリッジス。4度目の登場で、しかも毎度問われるのは「終わり→ニュートラルゾーン→始まり」のお約束論点でした。問7と論点が同じなのは、疑問でした。
問13:意外にもセクシュアルハラスメントは初登場。初見の資料ではありましたが、社会での共通理解を得ている内容が問われており、必ずしも難問というわけではありませんでした。
問14:障害者雇用に関する初登場の資料からの問題。こちらも間違い探しはそれほど難しくありませんでした。「それはないだろう…」という感覚はこの試験では有効に働くことが少なからずあります。
問15:厚生労働白書からの初めての出題。難しい選択肢もありましたが、ニートへの支援が短期集中なのか、中長期的なのかの判断が問われました。
まずは解説を見ずにトライしてみましょう。そして解説を読みながら、出典資料に当たりましょう。
また、初登場の資料はできれば目を通しておきましょう。再度出題の可能性もあります。覚える必要などありません。世の中や統計の趨勢を把握して、意外性や違和感を感じたことがあれば、それを頭に入れておきましょう。
この時期だからこそ、じっくり学ぶことができます。第8回に向けて、共に頑張っていきましょう。
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