キャリアコンサルティング協議会から、新たな参考書が登場しました。気になっている方もいるのではないでしょうか。
「キャリアコンサルティング関連情報集」一般価格¥2,200(税込)+¥190(発送手数料)※キャリアコンサルティング協議会での直販のみで、書店では購入できません。
内容は、官公庁資料を中心に、これまでに出題のあった資料に加え、今後出題が予想される資料・統計等の概要や図表の一部と、情報元URLへリンクしているQRコードが掲載されています。キャリコン、技能士試験の両方に活用できます。
【良い点】
・受験者がマークしておくべき各種資料のタイトルと概要がほぼ網羅されています。
・各資料の概要がわかります。
・QRコードのリンクがあり、スマホ等で情報元のHPやPDFにアクセスできます。
【悪い点】
・網羅性の裏返しですが、未出題の資料や、細かい内容の資料もあるため、メリハリをつけた学習がしづらい点があります。
・各資料の情報量は資料によって異なり、図表等も一部のみ抜粋した形式ですので、これだけ読めばOKというものではありません。かといって、リンク先の情報元を全てチェックするのは効率的とは言えません。
・資料の索引(リスト)がないためリファレンスしづらいです。
おすすめ指数は
マストな教材ではなく、知識の穴を埋める、もしくは直前期に資料を一つでも多く見ておきたいという、試験前の総チェック、ダメ押し用の読み物、という印象です。
私ならば…、という使い方ですが、まずは過去に出題されている頻出の資料の読み込み等が終わった後に、試験前のダメ押し用の読み物として使うでしょう。合格のためのマストではありません。
辞書代わりにリファレンス用に使うという方法もありますが、それならば、検索して情報元を調べてしまった方が早いかもしれません。また、索引がありません。
いずれの資料も掲載内容は資料の一部のみですから、詳細は情報元をたどりPDF等を参照する必要がありますが、出典可能性のある資料等のリストとしては活用できるでしょう。
対策漏れを無くす(少なくする)ためのツールといっても良いかもしれませんが、資料対策はキリがありませんから、私は、資料対策の深入りはオススメしません。
気になる方はキャリアコンサルティング協議会でお求めになれます。書店では販売していません。
私のオススメとしては、むしろ、今の時期はあまり手を広げすぎずに頻出の主要資料の読み込みや関連する過去問、一問一答をして資料問題に対する心理的抵抗を減らしておきたいところです。
これらは移動時間等に読み進めておきましょう。資料というと構えてしまう方も多いようですが、まずは心理的抵抗を無くしましょう。
暗記ではなく、リラックスして時代の趨勢(トレンド)や政策的な意図を掴みましょう。
また、過去問解説を参考に、出題のあった資料は随時確認するようにしましょう。
その他、参考書等の情報は教材ガイドをご覧ください。合格者からのメッセージやアンケートなどでは、地味に人気コーナーのようです(笑)