第11回キャリアコンサルタント試験を受験された皆様、本当にお疲れ様でした。
本日でJCDAの面接試験も終了、第11回試験の全日程が終了しました。受験したすべての皆様、本当にお疲れ様でした。
合格を心よりお祈りしています。
さて、第11回学科試験解答速報にて実施しました『試験お疲れ様でした!アンケート』。皆様からのお声の総数は、過去最高の743件に達しました。
皆様からの声は『みん合の宝』。心より感謝いたします。
第11回試験の全日程が終了しましたので、本日は学科試験、論述試験(JCDA、協議会)の難易度アンケート、学科試験の自己採点のアンケート結果を公開、共有いたします。
すべてのアンケートについて、前回の第10回の数値と比較できるようレポートします。
学科試験の難易度アンケート結果【難化】
回答数:第10回708件、第11回 726件
青が第10回、オレンジが今回の第11回の結果です。受験された方の多くが難問の多さに戸惑ったかと思いますが、やはり「とても難しかった」が27%増加しており、「普通」が約13%減少していることから、第10回と比べて『難化』していることは間違いありません。
ただ、後述する自己採点結果では、皆様の手応えの厳しさ、苦しさほどの難化の数字を示してはおらず、合格ラインを無事に確保した方の割合は高く、皆様の奮闘、踏ん張り、大健闘を感じる結果になっています。
【JCDA】論述試験の難易度アンケート結果【やや易化】
回答数:第10回274件、第11回346件
JCDAの論述試験は、第10回はそれまでに比べて難化傾向がありましたが、第11回では、「とても難しかった」、「やや難しかった」が減少し、「普通」が約14%の増加で、やや易化が感じられます。なお、今回はJCDA受験者の方がアンケート回答が多かったです。
【協議会】論述試験の難易度アンケート結果【前回並】
回答数:第10回336件、第11回305件
協議会の論述試験は、設問内容に若干の変更があったものの、全体的には第10回に似たような結果になっています。JCDA、協議会ともに、大きな波乱などはなく、過去問等での練習により十分対応できる内容だったと言えるでしょう。
自己採点による正解の設問数【やや難化】
回答数:第10回704件、第11回709件
第10回と比べると、35問の合格ラインを超えている方の合計は、82.2%と前回の87.2%から5ポイント減少しているものの、80%台を確保しています。皆様が感じた手応えの厳しさ、難しさに対して、無事に合格ラインを確保している方の多さに驚きとともに敬意を表したいです。
確保というよりも、懸命に死守されたという表現のほうが適当かもしれません。
高得点層が減少しているのは、いわゆる「捨て問題」によるやむを得ない失点によるものと捉えています。今回は難問が多かったものの、皆様、何とか心折れずに問題にくらいつき、確実に取るべき問題は獲得し、35問の壁を執念でクリアしている姿が思い浮かびます。なお、「40~35問」の割合は前回とほぼ同様でした。
ただし、アンケートの数値の読み取りにはご注意ください。アンケートの自己採点結果と実際の合格率にはいつも15%~25%程度の差があります。
これは、アンケートにご協力頂く皆様の得点が、毎回、高い傾向にあるためです。(実際の採点が厳しいとか、配点調整等があるからではありません。)
なお、下の表は、第6回からの当サイトの自己採点アンケート結果と各登録試験機関での実際の合格率の比較です。
アンケート合格率 | JCDA合格率 | 協議会合格率 | |
第6回 | 86.8% | 61.5% | 64.2% |
第7回 | 81.5% | 54.8% | 53.6% |
第8回 | 84.8% | 59.9% | 66.5% |
第9回 | 46.3% | 32.1% | 28.8% |
第10回 | 87.2% | 62.9% | 65.4% |
第11回 | 82.2% | 62.7% | 62.5% |
(追記)第11回合格率
自己採点の数値の解釈においては、実際の合格率との差にご注意ください。
予想合格率
今回のアンケートでの学科試験難易度や自己採点結果については、これまでの試験の中では、第7回試験のアンケート結果に比較的近いです。第7回と今回の第11回の自己採点アンケートの結果を比較しました。
回答数:第7回399件、第11回704件
母数には違いはあるものの、今回の皆様の自己採点結果と比較的分布は似ています。
この時の学科試験合格率がJCDA54.8%、協議会53.6%です。
従いまして、今回の学科試験の合格率は55%前後と予想しています。
(追記)JCDAの学科合格率は62.7%、協議会は62.5%となりました。
なお、これまでの全11回分の中での第11回学科試験の難易度としては、第7回試験と同様、5段階では上から2つめの『やや難』に位置づけています。(『難』としているのは第4回と第9回です)。
この学科試験は、なかなか余裕を持って合格という状況にはなりにくい、対策が難しい試験であると感じています。回ごとの難易度差もあります。ですから、今回残念な結果になってしまった方も、苦手項目を克服しながら、諦めずに挑戦することをおすすめします。繰り返しの受験でリベンジを果たした方を、私は何人も知っています。応援していますので、共に頑張っていきましょう。
以上が、学科試験、論述試験の難易度アンケート、自己採点アンケートの結果となります。
また、面接試験の自己評価については難しいものがあります。一度きちんと15分間と口頭試問の内容を振り返っておくことは大切ですが、うまくいかなかったと感じている方も、気を落とさずに合格発表を待ちましょう。
第12回試験の合格に向けて
後日、皆様からのご意見をすべてご紹介いたしますが、学習方法などを是非参考にして頂き、次回、第12回試験を受験の皆様は、これからあと約4か月、共に頑張っていきましょう。
応援しています!
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