キャリアコンサルタント試験(学科試験)の出題範囲に基づいた、出題実績集計表(第1回~第11回)を作成しました。第11回の出題内容は過去の傾向とは大きな変動はなかったものの、科目間では±1問程度の変動はありました。
そもそも試験の出題範囲って何?という方がいましたら、登録試験機関が公表している、学科試験の出題範囲表を下記からダウンロードしてご確認ください(JCDAも内容は同様です)。
キャリアコンサルタント試験の出題範囲【協議会】
養成講座ではあまり周知されていない場合もあるようですから、出題範囲表をじっくりご覧になったことが無い方は、是非一度、ご覧になってみてください。
学科試験の全範囲を大づかみで、まずは感じてみましょう。
そして、この出題範囲に基づき、「みん合的」に第11回試験までの出題実績を集計してみました。
出題実績分析表(第1回~第11回)※全2ページ
いかがでしょうか。
各出題範囲での出題数には一定の目安があるようですが、今回の試験での各科目での変動状況は以下のとおりです。
第1科目:キャリアコンサルティングの社会的意義 5問→5問(変動なし)
第2科目:キャリアコンサルティングの理論 10問→10問(変動なし)
ただし、内訳では「①キャリアに関する理論」が前回の8問から7問に減少し、「⑦個人の特性の知識」が2問から3問に増加しています。
第3科目:職業能力開発促進法、その他関係法令 16問→15問(マイナス1問)
「①職業能力開発の知識」が3問から2問に減少していますが、これまでも同じような変動はありました。
第4科目:キャリアコンサルティングの実務 17問→18問(プラス1問)
①1)カウンセリングの技能・知識が2問減少し7問から5問になっています。これまでにも5問の回は過去に4度ありましたが(第4回~第7回)、少し気になる傾向です。
逆に、①3)のキャリアシートの作成指導・活用の技能・知識が1問から2問へ増加、②4)の相談過程全体の進行の管理に関する技能・知識が0問から1問に増加しましたが、いずれもこれまでにもあるレベルの変動です。
第5科目:キャリアコンサルタントの倫理と行動 2問→2問(変動なし)
これから7月の試験対策を本格化させる方が多いと思います。
試験対策の始めの時期は、雲をつかむような感覚と思いますが、出題範囲や出題実績を意識して過去問を解き始めると、より具体的な試験対策が見えてくると思います。
ですから、まずは過去問から始めてみましょう。
最近の問題では、第11回や第10回、第8回から始めてみるのが良いでしょう。
13日、20日のセミナーでお会いしましょう!
東京(渋谷)会場は席を増席して募集を再開しました。明日12日(金曜日)の22時まで募集していますのでご興味がありましたら、是非お越しください。大阪会場は引き続き募集しています。
どうぞよろしくお願いします。共に頑張っていきましょう。