最頻出の官公庁資料です
試験に出る!官公庁資料のナンバーワンといえば、厚生労働省の能力開発基本調査です。第3回以外は毎回大問として出題されている、最頻出資料と言って良いでしょう。
これまでの出題回と問題番号は以下のとおりです。
【大問での出題(選択肢4つ分)】
第1回問17、第2回問2、第4回問17、第5回問3、第6回問16、第7回問17、第8回問17、第9回問3、第9回問17、第10回問1、第11回問17
【選択肢としての出題】
第1回問15-4、第4回問24-3、第5回問22-2、第9回問1-4
試験対策上、マストと言って良い資料ですが、この調査結果は毎年3月末日に発表されます。気になるのは最新版がいつから出題されるのか?という点があります。
これまでの最新版の出題タイミング
調査結果の発表と試験での出題のタイミングを整理しておきます。
この2年間は、最新版(3月発表)は、8月の試験から出題される傾向があることは明言することができます。
出題Ver | 発表時期 | 試験回 | 試験実施時期 |
27年度版 | 28年3月 | 第1回 | 平成28年8月 |
27年度版 | 28年3月 | 第2回 | 平成28年11月 |
出題無し | ー | 第3回 | 平成29年2月 |
27年度版 | 28年3月 | 第4回 | 平成29年5月 |
28年度版 | 29年3月 | 第5回 | 平成29年8月 |
28年度版 | 29年3月 | 第6回 | 平成29年11月 |
28年度版 | 29年3月 | 第7回 | 平成30年2月 |
28年度版 | 29年3月 | 第8回 | 平成30年5月 |
29年度版 | 30年3月 | 第9回 | 平成30年8月 |
29年度版 | 30年3月 | 第10回 | 平成30年11月 |
29年度版 | 30年3月 | 第11回 | 平成31年2月 |
?年度版 | ? | 第12回 | 平成31年7月 |
ご覧のように、3月に発表された最新の調査結果は毎年8月の試験から出題されています。
ただし、キャリアコンサルタント試験は今年度より、これまでの年4回から年3回の試験となり、年度始めの試験は7月7日となります。つまり、昨年度や一昨年度のように5月試験がなく、年度最初の試験が7月となります。
そのため、これまでのように8月試験から最新版が出題される、という経験則は使えなくなってしまいます。果たして、7月試験からの出題はあるのか?
5月は旧版で8月から新版という法則は適用することができないものの…、みん合的には、7月から最新の平成30年度版の能力開発基本調査が出題されると仮定して試験対策をするのがよいのではないかと思っています。
最新版を見ておきましょう
7月試験に向けて、最新版を見ておくことには、下記の2つの理由があります。
・最新版(平成30年度版)の出題があったとき、旧版(平成29年度版)しか見ていなかったときの心理的な動揺を抑えるため。
・この調査結果には、例年それほど大きな傾向変化がないため。
出題されるのが、旧版の平成29年度版なのか、最新の平成30年版なのかは神のみぞ知るところではありますが、最新版を見ていなかったことによる不安、慌てを防ぐため、最新の平成30年度版を精読して試験に備えましょう。この資料については、かなり細かな内容が出題されることがあります。移動時間なども活用して、精読、しましょう。
過去問解説を加筆修正しました
最新の能力開発基本調査に合わせ、第1回から第11回までの過去問解説をすべて見直し、最新の平成30年度能力開発基本調査と照らし合わせて、これまでの過去問解説に加筆しました。
(第8回問17解説より)
このような形で、出題当時の版での解説に加えて最新の平成30年度版での加筆をしていますが、実際にはその傾向や順位が変わった項目はほとんどなく、試験問題を回答上、大きな影響があるような変化はほとんどありませんでした。ですから、年度による調査結果の差異はそれほど意識しなくても大丈夫でしょう。
例年、趨勢や傾向にはそれほど大きな変化はありませんから、あまり神経質になる必要はありませんが、最新版の出題に備え、平成30年度版を確認しておきましょう。
要点を確認しながら、じっくりと何度も確認しましょう。
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