昨日10月2日、2020年8月の完全失業率と有効求人倍率が発表されました。
これまでの試験では、前年もしくは前年度、つまり2019年12月や2020年3月までの数値、データが出題される傾向がありますので、直近に発表されたものの出題可能性は試験問題作成の時期的にも低いと予測しています。
とはいえ、昨今の雇用情勢の悪化や、今後の見通し等については、全キャリアコンサルタントは注視する必要がありますので、最新の8月の数値も紹介しながら、ポイントを確認し、ヨコ解きに活用できる問題の表記と過去問解説へのリンクを掲載します。
完全失業率
完全失業率は、総務省の労働力調査により公表されます。統計調査の種類や内容について、過去に問われたこともありますので、ご注意ください。
年度 | 完全失業率 |
2019年(令和元年) | 2.4% |
2019年度(令和元年度) | 2.3% |
2020年8月 | 3.0% |
2019年、2019年度ともに2%台の前半でしたが、2020年8月には3.0%へ上昇し、悪化傾向がみられます。
有効求人倍率
有効求人倍率は、厚生労働省の一般職業紹介状況により公表されます。
年度 | 有効求人倍率 |
2019年(令和元年) | 1.60倍 |
2019年度(令和元年度) | 1.55倍 |
2020年8月 | 1.04倍 |
2019年、2019年度ともに1.5倍を超えていましたが、2020年8月には、1.04倍まで大幅に低下し、悪化傾向がみられます。2020年1月から右肩下がりの傾向が下図でよくわかります。
(一般職業紹介状況(令和2年8月分)についてから転載)
また、パートタイムを除いた、正社員有効求人倍率は、2020年3月で1.03倍でしたが、2020年8月は0.78倍まで低下しています。
ヨコ解きリンク
雇用指標に関する問題はほぼ毎回のように出題されています。数値や雇用情勢に関する出題のみならず、統計資料の種類や用語に関する出題もあります。対策しておきましょう。
なお、過去問解説では2019年(度)の内容を追記していますのでご確認ください。また、第1~第11回の過去問解説は、みん合☆プラス会員限定となります。ログインしてご覧ください。
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2019年度の有効求人倍率と完全失業率【問題編】(会員限定)
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