みんなで合格☆キャリアコンサルタント試験

あと14日、これからな方は特に頑張って!

第16回キャリアコンサルタント試験まで、あと14日。

試験対策の状況や進捗度はみなさん、それぞれと思いますが、残りの時間はみなさんすべてに共通です。試験までの期間の過ごし方について、もしも参考になればと思い、お伝えします。

日々、たくさんのご質問やご相談を頂いていますが、3月試験のみなさんの特徴として、これは例年でも言えることなのですが、試験対策の進捗度の差がかなり大きい点があります。年末年始などをはさみ、公私の多忙さもあるのかもしれません。

この時点ですでに全回分の過去問をやっている、既に2周め、3周めをしているが、これから何をしたら良いのか不安、というお悩みをもっている方もいますし、これから本格的に過去問など問題演習に着手するが、果たして間に合うのだろうかという不安を抱えた方もいます。どちらの方のご不安も、痛いほどわかります。

これから本格始動の方は

学科試験対策においては、過去問を通じた学びをベースにした方法をみん合ではおすすめしており、なるべく多くの回、多くの問題の内容を確認しておいたほうが良いことは言うまでもありませんが、過去問にこれから本格着手をする、という方は時間との兼ね合いもありますので、次のようなステップで、時間短縮の工夫をしてみてはいかがでしょうか。

〈ステップ1〉直近の第15回の問1から通しで解いてみる(みん合では、タテ解きと呼んでいます)。時間がなければ細切れでも構いませんが、できれば60分〜80分程度を確保して通しで全問を解いてみましょう。

どのような内容が、どのような順序で出題されるのかを体感しましょう。第15回は新しい試験範囲での初めての試験でしたが、今後も出題の順序はこの形になることが予想されます。

また、試験時間は100分ですが、学科試験については、それほど厳しい試験時間ではなく、どこかでつまづいたとしても、慌てる必要はないことも体験しておきましょう。(ただし、論述試験では時間との戦いになります。)

まずは学科試験の出題内容の全体像とレベル感、時間感覚を掴みましょう。

正答と解説の確認は、みん合の過去問解説を活用して、問題文の解釈や解答の根拠となった出典を探す手間を節約しましょう。知らない知識は知り、理解すること心がけ、知っていることを増やしていきましょう。

過去問解説のページ

あと2週間でまだまだ、たくさんのことを知り、知識を固めることができるはずです。

正解できたもの、不正解だったものは、後で見返せるよう、問題用紙に印(○、△、×など)をしていきましょう。覚えておきたいキーワードや人名などもメモしておき、出かける前に写メをしておいて移動時間などに確認するのもおすすめです。

なかなか覚えられないことも、短期間に繰り返し見返すことで覚えることができます。

過去問学習の方法については、以前に記事を綴っていますので、まだご覧になっていない方はご覧ください。

過去問の解き方、私の場合(タテヨコくんのススメ)

〈ステップ2〉

出題範囲ごとに、過去問を横断的に解いていく、ヨコ解きをしていきましょう。

なお、第15回試験からは出題範囲表の改定により、出題範囲名や順序などが若干変更がありました。出題内容自体には特に変更はありませんので、過去の過去問がそのまま次回試験対策になります。腰を据えて過去問に取り組みましょう。

なお、科目の名称や出題順序の変更については、下記の資料をご確認ください。1月16日の日記で詳しくお伝えしていますので、ご覧になっていない方はご覧ください。

出題範囲変更の分析資料(第14回と第15回比較)

出題範囲変更の影響とタテヨコくん最新版の公開のお知らせ

ヨコ解きはできるだけ多くの問題をやっておくに越したことはありませんが、時間はあまりありませんから、まずは、直近の6回分から8回分程度を目標にやってみてはいかがでしょうか。その目標を達成したら、それ以前にも遡りましょう。

例えばですが、第9回〜第14回(6回分)までをまずはじっくりとヨコ解きしてみてはいかがでしょうか。

それにより、ご自身の得意な内容と不得意な内容が明らかになるとともに、よく出題されている内容などを実感することが出来るでしょう。

不得意は減らしていき、得意は伸ばしていきましょう。

過去問解説では、法令制度やデータなどは、2020年春から秋頃の内容を反映させていますので、最新情報も随時、解説でご確認ください。

あと2週間、ご多忙な皆様にとっては、時間の捻出が課題となりますが、まだまだ、たくさんの問題を解き、知らなかったことを知ることができるはずです。

諦めずに出来ることを1つでも多く、日々実施していきましょう。

比較的、順調に進んでいる方は

過去問の学習、ヨコ解きが進んでいる方は、苦手な項目の克服に努めましょう。

とはいえ、留意しておきたい点としては、この試験では満点を取る必要はありませんし、試験では捨て問が少なからずあります。

少ないときで5問、多いときで10問前後(汗)、過去にも出たことがなく、かつ、初見では判断の難しい捨て問と言えるような難しい問題がこの試験では出題されます。

学科試験は、マークシートの客観式試験にしては、高得点の方の割合がそれほど高くならない、というのもこの試験の特徴と感じています。これは初期の頃から言える傾向です。

ですから、確実に得点を獲得出来る内容を増やしていく、という視点も必要です。間違えた問題の確認、その周辺知識、周辺情報の整理をしていきましょう。

また、過去問学習が一段落していたり、過去問飽きた〜、というようなときは、一旦、問題から離れて、参考書などを気の赴くまま読んでみるのもおすすめです。過去問攻略が一段落した方は特に、今はそれに丁度良い時期かもしれません。

知識の再構築をして理解を深めることができます。

渡辺先生の著書やジル資料などで、興味のある箇所や苦手な箇所でも良いです。

じっくりと読んでみると、これまではキーワード、単語の理解だったものの繋がりを感じる、点と点が線で繋がるような感覚を覚えることもあるでしょう。

また、次の参考書はキャリア理論とカウンセリング理論の内容理解と情報の整理、問題演習に大変役に立ちます。

理論家対策に特化し、内容も工夫して作られており、私も好きな参考書です。

キャリアコンサルタントの基礎理論

理論家、まだ超苦手です…、という方にも、もちろんおすすめです。

過去問をやりすぎて、ほとんど答え覚えちゃったという方や、理論家についてさらに補強しておきたい、キーワードのつながりを整理しておきたい、理論の点と点を線でつなげたいぞ、という方にはおすすめです。

理論家対策の総仕上げにご活用ください。

内容理解と問題対応力アップに繋がることでしょう。

資料は過去に「出たとこチェック」を中心に

官公庁資料については、みなさん、対策に頭を悩ますところだと思いますが、基本的には、過去問で出た内容、出た箇所をチェックするのが良いでしょう。全部読む、は大変です。

とはいえ、ほぼ毎回出題される資料もあり、かつ、細かな内容も出題される傾向があるのが、次の頻出資料です。

令和元年度能力開発基本調査(厚生労働省)

この資料は、可能な限り、くまなく見ておきましょう。まとめと問題は楽習ノートプラスにご用意しています。また、バージョンは令和元年度版だけ見ておけばまず大丈夫です。(令和2年度版は令和3年6月公開予定です。)

次によく出題されるのは、労働経済の分析です。例年では、毎年9月に最新版が公開されるのですが、昨年9月の公開がなく、未だ公開がされていません。

9月公開のものが3月試験に出題されたことがありますので、本来は要注意なのですが、おととしの9月に公開された令和元年版が、最も出題可能性が高い状況です。

令和元年版労働経済の分析

この資料はボリュームがありますから、全てに目を通すのは大変です。もしも目を通す場合には、本文冒頭の「見出し」をチェックしていく方法をおすすめしています。

見出しを見て、「え?そうなの?」と意外に思った内容でしたら、本文でよく確認しましょう。逆に違和感なく、「それはそうだよね」という内容については、詳しく読まなくても良いでしょう。他の資料でも同じことが言えます。

ちなみに、労働経済の分析からの問題や、比較的よく出題されている、第10次能力開発基本計画の問題についても、見出しの文章が選択肢の文章に登場することが多いですから、見出し確認法は労力節約のみならず、試験対策にも直結します。

その他の資料は、原則として過去問で出た箇所の確認を可能な限りしておきましょう。

また、気になる完全失業率や有効求人倍率の最近のデータなどは、次のページでまとめと問題を作成していますので、ご確認ください。

2020年までの有効求人倍率と完全失業率【まとめ編】

≪会員限定≫2020年までの有効求人倍率と完全失業率【問題編】

できれば、残り2週間で2級技能検定を

2020年度の出題範囲表の改訂により、2級キャリアコンサルティング技能検定と国家資格キャリアコンサルタント試験の出題範囲表の内容は、全く同一のものとなりました。

それ以前も内容はよく似ていたのですが、出題内容と出題順序がより一層、類似しましたので、試験の予行練習として、また新傾向を感じるためにも、2級技能検定の学科試験問題が有効です。

特に最新の25回と前回23回(24回は中止)はできればやっておきましょう。出題割合などを見ると、前回の23回から、どうも新出題範囲を意識した内容と順序になっていると感じます。過去問解説はプラス会員限定公開ですが、ご用意していますので、会員の方は是非ご活用ください。

過去問解説2級技能検定

また、技能検定の試験問題については、キャリアコンサルティング技能検定のホームページに掲載されています。どんな問題が出ているのか、確認してみましょう。

キャリアコンサルティング技能検定

なお、第25回技能検定で出題された気になる内容などの考察、分析はまた近日中に、みん合に掲載しますので、みん合で直前期の情報収集もしながら、ラストスパートを頑張っていきましょう。

試験のその日まで、諦めることなく、今日出来ることを、落ち着いてじっくりとやっていきましょう。

順調な方は、落ちついて、仕上げていきましょう。

まだまだ、伸びます、受かります。

応援しています。

みん合☆プラス会員のご案内

キャリアコンサルタント試験の直近3回分以外(第1回〜第12回)の過去問解説や、試験傾向が非常によく似ている2級技能検定(第18回~第25回)や1級技能検定(第9回)の過去問解説、そのほか会員限定公開のページは、みん合☆プラス会員へ入会するとご覧になることができます。

現在募集中の会員の会員期限は、4月16日までとなります。

なお、次回の第17回試験対策会員の募集は、3月7日からの予定です。その場合の会員期限は、8月10日までとなりますので、第26回2級技能検定を受験する方にもおすすめです。

学科試験対策のお伴に、是非ご検討ください。テキスト&問題集をお持ちでない方には、お得なセットのコースもございます。

みん合☆プラス会員のご案内

第2版(改訂版)が3月17日発売予定です!

おかげさまで、たくさんの受験生にご活用いただいている、学科試験テキスト&問題集の改訂版は3月17日販売開始予定です。

キャリアコンサルタント学科試験テキスト&問題集第2版

(カバーは制作中のものです。2021年3月17日発売予定)

第2版(改訂版)プラス会員とのお得なセットでのご提供などは、3月7日の第16回試験日にご案内できる予定です。

第17回以降のキャリアコンサルタント試験や、第25回2級キャリアコンサルティング技能検定を受験される方は、第2版(改訂版)の活用をおすすめします。

ご検討ください。

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試験対策のご相談やご質問を、みん合☆では毎日、受け付けています。プラス会員ではなくても、もちろん大歓迎ですので、お気軽にお声をお伝えください。