第16回試験お疲れさまでしたアンケートから、本日は次の集計結果をお伝え致します。これから受験する方は、そして受験した方も気になるのではないでしょうか。

Q.学科試験の過去問題は何回分を学習しましたか。おおよそで構いません。

534件のご回答をいただきました。ありがとうございました。まずは全体の傾向からみてみましょう。

 最も多いのは「3回〜5回分くらい」でしたが、続いて「これまでのすべて（15回分）」が続きます。約4分の1（26.6％）の受験者が「これまでのすべて（15回分）」を学習しているようです。

また、56.6％の半数を超える方は、6回以上の過去問を学習していることがわかりました。続いて、41問以上を自己採点で獲得している高得点層（163名）の傾向をみてみましょう。特徴が表れています。

高得点者層の傾向

まさに、ご努力の賜物と言って良いと思いますが、「これまでのすべて（15回分）」と回答した割合が最も高かったです。

そして、6回分以上を学習したという割合は、合わせて66.9％に及びます。多くの回を解いておくことが高得点に繋がるという相関関係はあるといえるでしょう。

その反面で、「3回〜5回くらい」の方も3割弱います。非常に効率的な学習をされたみなさんと思いますが、「3回〜5回分くらい」の層は、このあと明暗が分かれることになります。

「3回〜5回分くらい」が34.6％で最も多い層ですが、約6割の57.9％が6回以上であり、さらには10回以上の方が44.3％という結果になりました。

合格ラインに届かなかった層の傾向

次に、合格ラインに届かなかったみなさん（71名）の傾向としては、最も多いのは「3回〜5回くらい」で38.0％で、「1回もしくは2回分くらい」は12.7％、「過去問は特にやっていない」が1.4％で、5回以下を合わせると52.1％となりました。

で、どのくらいやるの？

みん合的には最終的には10回分程度の過去問をすることをおすすめています。

もちろん、もっと多くできればやるに越したことはありませんが、こんなステップでいかがでしょうか。

1.最初は直近の3回を目標

2.続いてはこれまでの半分の8回程度

3.そして10回程度へ

それが終わったら残りをやりましょう。

また、出題範囲が同一で、出題傾向や出題順序が非常によく似ている、2級技能検定の学科試験を解いてみることをおすすめしています。その際には特に23回と25回を実施すると良いでしょう（24回は中止になりました）。

現在のキャリアコンサルタント試験と出題順序や出題のバランスがよく似ていますので、予行演習に役立ちます。

いま、学習スタートの方も多いと思います。まずは直近の国家試験の第16回から、じっくりとやってみて、試験の全体像とレベル感を掴みましょう。

そして、ご自身の得手不得手を掴み、今後の対策を考えていきましょう。

最後になりましたが、アンケートにご協力を頂いたみなさん、本当にありがとうございました。

そして、次回合格を目指すみなさん、一緒に頑張っていきましょう。