いよいよ、明日ですね。
明日の天気は、札幌、北陸には曇りや雪マークがあるので心配ですが、東北太平洋側、関東、中京、関西、四国、九州は晴れマークが並んでいて、寒さも厳しくはなさそうですが、今夜、明日のお出かけ前には天気や気温をご確認ください。
各試験会場では、コロナ感染対策の換気などのため、窓を開け、スースーと冷え込むかもしれませんから、リラックスでき、体感温度を調整できるような服装、膝掛けなどを持参すると良いでしょう。
明日は面接試験はありませんから、服装は全くの自由です。ゆったりとした落ち着いた気持ちになれて、寒くない、お気に入りの服装で向かいましょう。
また、持ち物を確認して出かけましょう。
明日持っていくもの
受験票と、鉛筆(シャープペン)、消しゴムと、昼食や移動に必要なお金を忘れずにお持ちください。
なお、Apple Watchなどのスマートウォッチをお使いの方は試験中は使用出来ませんので、普通の時計を念の為、お持ちください。試験会場の教室には、時計の設置がない場合もあるので、ご注意ください。
持参する教材は厳選し、最後に確認したいものをお持ちください。
これだけは覚えておきたい、というものは、写メをしたり、スマホに録音をするなどして、移動時間に確認しましょう。
会場にはお早めに。
会場までの経路を確認し、時間には余裕を持って到着するようにしましょう。
到着後すぐに入室できれば良いのですが、コロナ対策のため入室時間まで待機が求められる可能性もあります。その場合には、暖かい場所を確保して待ちましょう。
お手洗いは、各地で女性用が大変混雑すると聞きます。また、今回のJCDAの東京会場など、女子大学などで開催の場合には、男性用のトイレが少ない可能性があります。ご注意ください。
待機時間には、今日までにやり込んだ教材や、最後に確認しておきたい問題やまとめなどを持参して、頭の体操をして、心を整えましょう。
超直前に見た内容が出た!ということは、意外とよくお聞きします。
試験開始の合図のあとは、静かに深呼吸しましょう。
学科試験では、時間とのシビアな戦いはありませんから、まずは焦らずに、呼吸を整えましょう。
心を落ち着かせてから、問題用紙をめくりましょう。
後述しますが、学科試験は第1問からではなく、お好きな問題ゾーンから解いても良いのですよ。
適切なものなのか、不適切なものなのか。
意外と、テンパったというご意見が多いのが、適切or不適切の問題文の指示です。試験当日の緊張感が成すものなのか、はたまた、人間らしさゆえか、人はついつい誤解や思い込みをしてしまうものです。
問題文の「適切なもの」「不適切なもの」、また、「適切(不適切)なものはいくつあるか」といった指示については、アンダーラインやしるしをして、一問ずつ、強く印象づけましょう。
選択肢の「であるorでない」もそうです。
また、「すべて/だけ(のみ)」「できる/できない」「しなければならない/することができる」といった表現に気を付けましょう。
前回の第18回の試験では「AよりもB」という表現も目立ちました。
人はどうしても「思い込む」ものです。指示や表現にはよく気をつけて、印などをつけましょう。
問1には気をつけて!
学科試験の問1は通常、試験範囲の「社会及び経済の動向並びにキャリア形成支援の必要性の理解」の内容が出題されます。
この出題範囲からは、時事的な問題が出題されることが多く、タイムリーな内容ゆえに、これまでに未出題の内容や資料から出題されることがよくあります。
その際には落ち着いて、持てる知識や経験からアプローチしましょう。
落ち着いて、ご自身の知識と照らし合わせましょう。新資料で新問題ならば、それは出来なくても仕方ありませんから。
毎回、初見の問題は必ず、少なからずあるものです。
問1とはいえ、全50分の1問です。他の問題との軽重はありませんから、くれぐれも、出鼻をくじかれないようにしましょう。
難問が出ても慌てずに、落ち着いて取り返しましょう。
普段は弱気になってしまいがちな方も、明日は強気でいきましょうね。勝負の日です。問1が難問ならば、ほかで獲りましょう🐯
毎回ある、捨て問題。
標準的な難易度の回でも5問以上、難易度の高い回では10問前後、正解を導くことが非常に困難な問題があり、みん合では「捨て問題」と呼んでいます。
初出の内容でかつ、細かな内容が問われていたり、判断の決め手が見つからないような問題ですが、これは獲得できなくても仕方ありません。
明日は、35問を獲得すれば良いのです。
難問が続いて冷や汗をかいてしまいそうになったら、深く深呼吸をして、呼吸を整えましょう。
深呼吸ですよ。
心が折れそうになったら、どんな回でも合格ラインが確保できるよう、35問は確保できるように、試験が設計されていると思ってください。
35問が取れるように作られているのです。
第4回、第9回、第17回のような難回であっても、合格した方は確かにいて、難回の合格者のみなさんも、みなさんと同じように準備をした結果であって、何か特別な指導などを受けているわけではありません。
自分が受けた回が一番難しい説、本当だと思います。
試験終了後にはよく、こんなお声が聞こえてきます。私が受験した回は、「今まで解いた問題で一番難しかった」と。
これは、実際の難易度や合格率とは無関係に、毎回のように聞こえてくるお声です。後日、公表される合格率的が高い回でも、そうした声が多くあるものです。
きっと、過去問を演習するときと、本試験では、その緊張感も、集中力も違うことでしょう。確信をもって答えることができない問題の迷いもあるでしょう。
ご自宅で練習する際には、冷や汗などなかなか出てきませんが、本番では出てくるものです。私もそうです。
そうした冷や汗噴出な問題の印象が、とても強く残り、難しかったという印象を持つものですが、過去問に出ていない問題は、実はいつも出題されています。
冷や汗も出るものですが、出ても、そもそも当たり前ですから、問題に食らいついていきましょうね。
見直しはほどほどにしましょう。
そして、同じく聞こえて来る声に、迷ったあげく、「見直して、答えを直さなきゃ良かった」というお声です。
一概には言えないのですが、指示の見誤りや見落とし、上記の「適切/不適切」のような明らかな誤解をしている場合を除いては、最初に出した答えに自信を持った方が良いのではないかと、私見ですが思います。
難問は、一度熟考して出した答えに賭けてみましょう。迷い始めると…(汗)焦りにも繋がります。
本問がもしもダメでも、他の箇所で35問を確保していく、と切り替えましょう。
解答の修正は慎重に。
そして、もしも修正をした際には、マークミスにはくれぐれも気を付けましょう。最後の見直しは、内容の見直しよりも、マークミスなどのチェックをしましょう。
必ずしも捨て問ばかりではなく。
「これは捨て問題か?」と思いきや、そうでもないぞ、という問題もいつもあります。
3つの選択肢の判断が非常に難しいのに対して、1つの正答選択肢のみ、容易に判断が可能な問題というのは、過去問などでも解いたことがあるのではないかと思います。
一見して難しそうに見えても、戦意喪失することなく、検討しましょう。
諦めずに食らいつきましょう。
会場では迷いに迷ったが、家に帰り、見返してみたら、なんてことはない、容易に回答できた、という問題もあります。
深呼吸をして、落ち着いて、検討しましょう。
心が折れてしまいそうになったら。
明日の試験の難易度については神のみぞ、知ります。平易な回になるか、難易度の高い回になるかはわかりません。
これまでの傾向では、序盤や中盤では、難問が続く、集中する傾向があります。
もしも心が折れてしまいそうになったときには、良い作戦があります。
もしくは、最初からこの作戦でも良いでしょう。
例えば、問30前後から問50までの後半の問題には、比較的解きやすい問題も多く、思いやりゾーンとも言えるような問題群、問題の連続するゾーンがあることは、これまでの過去問演習でお気づきの方も多いことでしょう。
逆に、前半には難しい問題が多いことは、これまでの試験の難易度分析からも明らかです。
ですから、後半から解いて、難しい前半部分は後からじっくりと解いても良いのですよ。資格試験によっては、そのように解く順序が合否を左右することもあります。
キャリアコンサルタント試験の学科試験ではそこまでではありませんが、易しめの問題ゾーンから固めておきたいという方は、30問前後からスタートするのも良いでしょう。
みなさんの目標は、合格です。
そのための方法を工夫をする自由もまた、みなさんにあります。
ただ、後半から解く際には、マークミスにはくれぐれもお気をつけ下さい。
35問の獲得が必達目標です。
難問や捨て問題はあるものとして受け入れましょう。
落ち着いて問題選択肢を検討し、35問を獲得してきましょう。
試験の途中で心が折れてしまってはいけません。果敢に選択肢を検討してみてください。諦めてはいけません。
1問の差で明暗が分かれる試験です。
論述試験の注意点
午前の学科試験が終わりましたら、学科試験の答え合わせなどは一切忘れて、論述試験に備えましょう。学科試験では、35問を確保していると信じて、午後を迎えましょう。
お昼休みはリフレッシュ、リラックスをしましょう。
午後の論述試験でどのような相談者が現われるのかは、神のみぞ知ります。
これは、実務でも同じです。クライエントの予測は不可能です。どのような来談目的で、どのような主訴を抱えて相談に訪れるのかを落ち着いて待ちましょう。
出題形式の変化に戸惑う方もいらっしゃいますが、問題の指示や問いの数などの変化があっても柔軟に落ち着いて対応しましょう。
これは実務でも大切なことです。制限時間には気をつけて、論旨や文章に自信がなくても、全ての問題に答えましょう。
記入をしていないと採点はされません。また、無駄な減点を防ぐため、欄外には記入はしない、などの解答上の指示は必ず守りましょう。
論述試験で高得点を取るのは大変ですが、ベストを尽くせば、低得点にもならないと思い込みましょう。
そのためには、指示の見落とし等による失点は防ぎましょう。
これは出来る工夫、努力と思います。
みんなで合格しましょう。
今日まで、それぞれの状況の中で、試験対策をしてきたのだと思います。
パートナー、ご家族の方の協力を得て、はたまた、なんでそんなことしているの?と協力が得られなかった方もいらっしゃると思います。
でも、キャリアコンサルタントになる!と目標を立てた、すべてのみなさんの想いを、私は尊重していますし、それならば今回受かりましょう、と私は願うのみです。
3月試験のみなさまは、例年、年末年始のご多忙な時期から試験対策がスタートし、冷や汗をかきながら急いで試験対策をしている方が多い傾向があるのですが、やはり今年も同じような傾向をやはり感じました。
まだ間に合いますか、のお問合せはつい最近まで、多くいただきました。
それでも、それぞれのベストをつくし、合格ラインの35問をクリアして、学科試験、実技試験に合格され、キャリアコンサルタントとしての一歩を踏み出すことを願ってやみません。
キャリアコンサルタントになってからの学びは多いのですが、正直、試験が終わってからの学びは楽しいですよ。
あと少し、がんばって。
明日、着席をしたらふーっと肩の力を抜いて、明日の試験を楽しんできましょう。
みなさんのご健闘と合格を、心よりお祈りしています。
なお、みん合では明日6日の夜に学科試験の解答速報を公開する予定です。
自己採点に、どうぞご活用ください。
また、解答速報では、アンケートへのご協力をどうぞよろしくお願いします。
みんなで合格☆キャリアコンサルタント試験
原田 政樹