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過去問は何回分やりましたか？

第23回試験を受験したみなさんにお聞きしました。

過去問演習が試験対策に有効とは聞いているけれど、解くべき過去問の回数は何回分なのか？

ご質問やご相談としても多い内容です。

そこで、第23回試験の学科試験に関するアンケートから、受験したみなさんがどのくらいの回数分の過去問を解いたのか？合格率との相関はあるのか？についてお伝えします。

今回は前回に続き、みなさんの自己採点合格率が非常に高いため（95.1％）、回数と合格率との関連性はやや見えづらいものの、関連性はやはりあるようです。

過去問題（国家試験）は何回分やりましたか？

「これまでのすべて」を解いている方の割合は、前回よりも減少しました。

また、「11回～21回くらい」の割合はほぼ変わらず約14％。

「4回～10回分くらい」とする人が今回も最も多く、約半数でした。

「1回～3回くらい」の人は、約4分の1強いらっしゃいますが、それでは試験対策としては、質、量のどちらの面でも心細いです。

そして、学習した過去問の回数と（自己採点）合格率の相関を調べてみました。

回数比例的に合格率が上がるとは言えるのですが…。

みん合☆アンケートでの全体的な自己採点合格率は今回、95.1％と前回（97.2％）に次ぐレベルで非常に高いため、段階的な有意な差は、やや見えづらいものの、次のような結果でした。

自己採点合格率の全体的な高さのため、有意差が見づらいこともありますから、参考まで、全体の平均合格率が61.7％と最近では低い回だった、第21回試験でのアンケート結果を紹介します。

全体の合格率が低い場合の相関として、参考にしてみてください。

【合格者は過去問を何回分解いたのか？【第21回アンケート】】

ご覧のように、回数の増加と合格率の上昇が比例的に連動しています。

現実的な目標回数の設定について

とはいえ、これまでに全23回もの学科試験が行われ、全部をやらなきゃ、と思うと気が遠くなってしまいます。

みなさんの時間は有限です。

もちろん、なるべく多くの回を解いておけば、その分、様々な出題内容に対応することができますから、それに越したことは無いのですが、間違えてしまったまま、自分の知識にすることができず、未消化の内容を増やしてしまってはいけません。

では、過去問は何回ぐらいやれば良いの？という問いに対しては、みん合では、10回分程度の過去問を目標にするのが良いのではないかと捉えています。

そして、その10回分の中に、2級技能検定の過去問を取り入れることもおすすめしています。

2級技能検定の過去問は何回分を学習しましたか？

2級技能検定の学科試験は、国家試験と試験範囲は全く同じで、出題内容、割合、順序もとてもよく似ており、内容的に境界線はなく、時事的な問題対策としても、最近の（特に25回以降）2級技能検定の活用を、みん合ではおすすめしています。

第23回でも2級技能検定での出題トピックが、国家試験にスライドするように出題されたものがありました。

例えば、第23回では問5のデシ、問12のポータブルスキル化見える化ツール、問32の自閉スペクトラム症の問題は2級の直近回（第30回）でも出題があり、内容的にも難しいものでしたから、2級の内容を学習している人には有利でした。

アンケートでは約5割の方が2級技能検定の過去問を利用しており、全体の約25％の方が「3回分以上」を活用しています。２級過去問活用者の合格率との相関関係も見てみましょう。

全体的な合格率の高さはあり、やっていない方の合格率も高いのですが、「3回分以上」と答えている方の合格率は、全体の自己採点合格率よりも高い97.2％でした。

時事的な内容はもちろんのこと、定番の出題内容についても、2級学科試験過去問はやったほうが良いでしょう。

今回の試験では特にその傾向が感じられました。また、逆もしかりで、2級受験生は、国家試験をやったほうが良いと言えます。

2級との出題内容に境目はなく、似たような問題も出題されますが、中には若干、角度の異なる問われ方もあります。

それはそれで、きちんと理解しているかどうかの確認になり、国家試験の出題内容に慣れてきてしまった場合にも効果的です。

では、何をどのくらいやれば良いのか？

みなさんの時間は有限ですし、過去問を解く回数にも効率性が必要です。

そこで、みん合からの一つの提案です。

まず、2020年に出題範囲表が改訂され、両試験で出題範囲が共通化されてからの「国家試験と2級技能検定」を対策の柱とすることをおすすめします。

具体的には次の回です。

これらは、2020年以降の試験ですから、時事的な問題の劣化も少なく実践的です。

みん合☆のおすすめは、ズバリ！

具体的な目標として、上記のうち国家試験7回分（第17回～第23回）、2級の直近3回分（第28回～第30回）をじっくり研究すべき過去問として位置づけてみてはいかがでしょうか。

国家試験7回分（第17回～第23回）＋2級の直近3回分（第28回～第30回）

いやいや、全10回分なんてとても無理、という方は、国家試験直近3回分＋2級直近3回分の合わせて6回分を制覇する目標にしてみてはいかがでしょうか。

必要最小限（ミニマム）でマストな6回分と位置づけています。

国家試験直近3回分（第21回～第23回）＋2級直近3回分（第28回～第30回）

過去問では、特に間違えた問題は、そのままにしないようにしましょう。

間違えた問題は特に、内容を過去問解説や出典の資料、参考書でよく確認し、「理解する」ことを心がけましょう。そして、間を置かずに解き直しましょう。

「暗記よりも理解」、最近の試験で求められているように感じます。

知らないことを知る、理解出来ていないことを理解するための素材として、過去問を活用しましょう。

タテヨコくん一家に新たな仲間が誕生しました！

過去問演習の際には、出題範囲ごとに回数横断的に過去問を解いていく、ヨコ解きをおすすめしていますが、ヨコ解きの際に活用できる、「出題範囲マトリックス・タテヨコくん」をご用意しています。

どうぞご活用ください。

出題範囲マトリックス・タテヨコくん

タテヨコくんにつきましては、「国家3回分＋2級3回分」のミニマムでマストな6回分のタテヨコくんを新たに公開しました。

これならば、網羅できるのではないでしょうか。ファイトです！

［国家＋2級直近3回分］タテヨコくんミニマム【PDF版】【Excel版】

余力があればさらに遡りましょう。

これらの回を軸にして、あとは時間との兼ね合いの中で、時の経過による内容の劣化があまりない、「キャリアに関する理論」、「カウンセリングに関する理論」、「企業におけるキャリア形成支援」、「学校教育制度及びキャリア教育の知識」、「メンタルヘルスの知識」。「グループアプローチの技能」などをさらに遡り、ヨコ解きをして苦手を克服したり、得意を伸ばしたりしていくことが、戦略となるでしょう。

逆に時の経過による内容の劣化がありがちな出題範囲は下記です。

総仕上げ模試を解いた方の合格率は高い。

大好評のみん合☆総仕上げ模試の利用率と合格率は次のようになりました。

▼みん合☆総仕上げ模試は解きましたか？（第23回試験対策）

回答者のうち、約69.0％の方にご活用いただき、利用者の合格率は96.2％でした。
今回の総仕上げ模試では、ドンピシャと言っても良い的中問題もありました（特に問3など）。

これは、やらなきゃ損、です。

なお、第24回対策の総仕上げ模試は、10月に無料公開の予定です。また、過去の総仕上げ模試（第21回～第23回）は、みん合☆プラス会員に限定公開をしています。

アンケートへのご協力を、誠にありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。

本日の公開内容は以上ですが、アンケートで皆様から頂いたたくさんのご感想やご意見などのお声は、後日、公開します。とても参考になる勉強法、対策方法が盛りだくさんです。ご期待ください。

最後になりましたが、アンケートにご協力を頂いた皆様には、あらためて御礼申し上げます。皆様の回答は、今後受験するみなさまの合格へと繋がっています。

本当に、ありがとうございました。

8月21日の合格発表が近づいてきましたが、みなさまの合格と、合格後のご活躍を、心よりお祈りしています。

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学科試験対策のお伴に、是非ご検討ください。テキスト＆問題集や総仕上げ問題集をお持ちでない方には、大変お得な書籍セットのコースもございます。テキスト&問題集は、最新の第3版が登場しました。

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