キャリアコンサルタント試験まで、あと78日。
既に試験対策を始めている方は、軌道に乗ってきましたでしょうか。最初のうちは試行錯誤もあるものです。ご自分の生活スタイル、費やせる日々の時間に応じて、ベター、ベストな学習方法をつくっていきましょう。
また、これから本格始動という方は、習慣づけを意識していきましょう。
移動手段の電車やバスに乗ったら「テキスト&問題集」を開いたり、過去問の間違えた問題を見返したり、スキマ時間には「総仕上げ問題集」の一問を解いてみる、といった時間の使い方の工夫をしていきましょう。
みなさん、日々、お忙しいことと思います。その中で継続的に学べる時間の余地をひねり出していきましょう。日々の積み重ねが合格に繋がります。
受験申請を忘れずに!
さて、両登録試験機関で第24回試験の受験申請の受付がスタートしました。
【第24回キャリアコンサルタント試験受験申請期間】
日本キャリア開発協会(JCDA):2023年8月16日(水) 〜 2023年9月1日(金)
キャリアコンサルティング協議会:2023年8月18日(金)~2023年8月31日(木)
締切の日程が一日違いますので、特にその点はご注意ください。
また、申込をする登録試験機関の間違いがないように気をつけましょう。
学科試験の内容は同一ですが、論述試験、面接試験の内容は異なります。
毎回のように、申請する登録試験機関を間違えてしまう方がいます。
くれぐれもお気をつけ下さい。
登録試験機関の選び方について
登録試験機関をどちらにするかについては、時折ご相談をいただきます。
(迷うことなく既に決めているという方は、そのまま迷わずで良いです。)
これまで、みなさんの姿を見てきて感じていることですが、多くの方は養成講座からの流れで、以下のような傾向があるように思います。
「日本マンパワー」さんで学んだ方は、旧CDA資格認定試験の流れを汲んだ養成講座で学んでいるためか、自ずとJCDAで受験する方が(圧倒的に)多くなるようです。
また、「リカレント」さんは、個々人の自由選択の雰囲気を感じますが、クラスによって、どちらかに偏る傾向もあるようです。
そして、それ以外の養成講座では、キャリアコンサルティング協議会での受験が圧倒的に多いように感じています。
もちろん、私が見聞きしている中でのお話ですし、大前提として、その選択は個々に行うものです。
どちらが合格しやすいということはありませんが、もしも迷われるようでしたら、選択の基準として私は次の2点を検討することを提案しています。
①核となる技法面と、②学習仲間の動向の2点です。
検討ポイントその①核となる技法の違いの視点
キャリアコンサルティング協議会は、カウンセリングの技法として「システマティックアプローチ」を重視していると捉えています。
一方、日本キャリア開発協会(JCDA)では、JCDAが開発した「経験代謝」を重視していると捉えています。
どちらでも試験においては「初回(インテーク)面談の最初の15分」の設定ですから、基本的な傾聴ができているか、クライエントとのラポールを作る対話ができているかが主な課題ですから、試験の15分の対話ではそれほど大きな差は出ないかもしれませんが、根底にあるカウンセリングの技法には大きな差があります。
そのため、「経験代謝」について学ぶ機会がこれまでにあった、もしくは、これから学ぶことが出来る場合を除いては、多くの養成講座修了生にとっては、キャリアコンサルティング協議会を選択するほうが「無難」であると捉えています。
「経験代謝」は、私はとても好きなのですが、「経験代謝」に精通している講師や有資格者などから学ぶ機会があったほうがスムーズに身につきます。
なお、「経験代謝」は、JCDAを創始した立野了嗣先生の下記の著書で全体像を掴むことができます。
「経験代謝」によるキャリアカウンセリング: 自己を見つめ、学びを得る力
また、下記のPDF資料は無料でダウンロードをすることが出来ます。経験代謝の概要を知ることができる、良い資料です。
一方のシステマティックアプローチについては、ほとんどの養成講座のカリキュラムの中で、実技も含めて学習をしていると思われますので、迷った場合には「無難」なのではないかと捉えています。
システマティックアプローチは、学科試験の定番、木村先生の著書「キャリアコンサルティングの理論と実際」にも詳しい記載があります(学科試験でもよく出ますね)。
検討ポイントその②学習仲間たちの動向
続いて、ポイントその②ですが、養成講座のお仲間、クラスメイトなど、学習仲間の多数がどちらで受験するかは、実は大きな選択要素です。
面接試験対策は特に、これからの時期の自主的なロープレ勉強会が中心になるでしょう。協議会とJCDAでは、上記のように根底にある技法が異なるため、評価の基準や口頭試問の内容等に違いがあります。
そのため、自主ロープレ勉強会は、どちらで受験する人が対象なのかを明確にしたほうが、より効果的です。
両方の技法に精通している講師や有資格者のオブザーブがあれば、また違ってくるのですが、なかなか両方の技法に精通している方を見つけるのも大変です。
そのため、今後研鑽を重ねていく、周囲の勉強仲間がどちらで受験をするのかも選択のポイントとなります。
また、資格取得後の活動においても、勉強仲間とのヨコの繋がりは維持しておきたいものです。また、同じ目的を持ったロープレ勉強会などで研鑽を重ねることで得られる結びつきもあるでしょう。
以上のように、①核となる技法面と、②学習仲間の動向の二面から検討をするのが良いでしょう。
繰り返しになりますが、どちらが受かりやすいということはありません。
最近の合格率だけを見ると、協議会がやや低めの傾向がありますが、かといってJCDAが受かりやすいかと言うと、JCDAは論述試験のボリュームが半端なく、かなり厳しい時間との戦いがあります。
みなさまの姿をこれまで見てきて感じたことにて、ご参考までではありますが、登録試験機関の選択については、このように捉えています。
受験申請をしたあとは…。
受験申請をしてから試験対策を本格化させる方は、少なくありません。
逆に、試験対策が全く出来ていないので受験申請を見合わせようか…、という方が時折いらっしゃるのですが、いえいえ、まだ間に合いますよ!
ブリッジス風に言えば、「受験申請から始まる」、といっても良いです。
が、やるべきことは、動き出すとどんどん増えてきますから、スタートを急ぎましょう。
これから学科試験対策を本格化させる方は、まずはスタートアップの動画からご覧ください。みん合的なアドバイスではありますが、試行錯誤の手間が省けるかも知れません。
過去問を活用した学習方法や、どのくらいの過去問をやれば安心なのかについては、
下記のスタートアップセミナーにて解説をしています。
【前編】第24回学科試験対策スタートアップセミナー【マインドセット編】
【後編】第24回学科試験対策スタートアップセミナー【過去問攻略法編】
まずは作戦を立てましょう。そして、日々少しずつでも積み重ねていきましょう。
第23回過去問解説を公開しています。
7月に行われた、最新のキャリアコンサルタント試験の学科試験の解説を掲載しています。どなたでもご覧になれます。
学習スタート時には、まずは直近の過去問をじっくりと解いてみることをおすすめしています。出題範囲や出題形式、難易度の確認にご活用ください。
まずは第23回や、第22回から解き始めてみてはいかがでしょうか。
まずは、全体像をつかみましょう。
いよいよ合格発表!
第23回試験の合格発表は、いよいよ週明けの8月21日(月)です。通常は午前10時に各登録試験機関のホームページで発表があります。
私も月曜日のことを思うと、ドキドキしてきましたが、皆様の合格を心よりお祈りしています。
なお、第23回試験対策みん合☆プラス会員の会員期限は、合格発表日(8月21日)までです。会員期限の延長をご希望の方は、下記のご案内をご確認のうえ、ご不明な点等ございましたら、ご遠慮なくお伝え下さい。
第24回/2級第31回対策のための会員期限延長の申込みについて
試験対策にご活用ください。
第24回国家試験合格を目指す皆様へのご案内です。
登録試験機関での公開が終了している過去の国家試験の過去問解説や、2級や1級の技能検定の過去問解説などは、みん合☆プラス会員へ限定公開をしています。
次回合格に向けて、試験対策学習にみん合☆プラスをプラスしてみてはいかがでしょうか。
毎日たくさんの方から、学習方法のご相談やご質問などをいただいています。下のお問合せフォームより、お気軽にお声をお伝えください。
合格目指して、一緒に頑張っていきましょう。
応援しています!
コメントを残す