さぁ、さぁ、いよいよ第24回キャリアコンサルタント試験まで、あと1週間となりました。合格へラストスパート、総仕上げをしていきましょう。
体調管理は大切です。
次の日曜日に向けて、コンディションを整えていきましょう。
寒暖差も大きくなっていますから、くれぐれも風邪など引かないように気をつけましょう。試験対策で夜も遅くなることがあるかもしれませんが、栄養を摂って、温かくしてなるべく休養も摂るようにしましょう。
そして、移動時間やスキマ時間も有効に活用しましょう。
間違えた問題や、どうしても覚えられないことは、繰り返し見返しましょう。「見る」ことは短期記憶に繋がります。また、スマホで写真を撮っておいたり、読み上げて音声メモに収録するのも良いでしょう。耳からインプットは案外、効きますよ。
着手した問題は確実に。
本試験日において、ダメージが大きいのが、かつて見たことがある内容(問題)なのに、スムーズに正誤判断が出来ないことです。
過去に出題された内容が、再び出題されることは多い試験です。
もちろん一捻りしてくることもありますが、解いたことのある内容は、自信をもってアプローチができるよう、総ざらい、見直しをする一週間にするのもオススメです。
新たな教材や過去問回に着手する場合には、決めたものを、やり遂げましょう。
第24回対策総仕上げ模試のみなさんの得点(中間報告)
続いて、第24回対策みん合☆総仕上げ模試の得点の中間報告です。
総仕上げ模試には多くのみなさんにご活用頂き、誠にありがとうございます。そして、アンケートへのご協力をありがとうございます。
模試のページや解説動画でもお伝えしている通り、得点結果にはくれぐれも一喜一憂しないでください。
出来なかった問題は、みなさんにとっての「のびしろ」にほかなりませんから、試験日までに理解を深めておきましょう。
また、高得点だった方も、油断せずに試験日までに、合格力をより一層高めていきましょう。仕上げていきましょう。
みなさんの得点状況は次のような途中経過がでています。(10月29日9時現在)
全212件での得点の割合
50問~45問:17.5%
44問~40問:32.5%
39問~35問:33.5%
34問~30問:12.3%
29問~25問:3.8%
24問以下:0.5%
最も多いのは、僅差ではありますが、「39問~35問」の合格ライン確保した得点ゾーンでした。続いて「44問~40問」のゾーンが多かったです。
これまでの模試に比べると、高得点ゾーンの方がやや多い傾向ですが、35問以上の合格ラインを確保している方の割合は、合わせて83.5%でした。
前回の23回試験の両機関での平均合格率が83.6%ですので、それに近い数字になりましたが、第23回対策の総仕上げ模試などと比べると、やや、易しめだったかもしれません。
ただし、高得点が取れなかったからと言って、気を落とすことはありません。
総仕上げ模試は、もちろん試験問題ではありません。
総仕上げ模試でお伝えしたいこと
総仕上げ模試は、得点を測定することが第一義ではなく、出題可能性のある内容の確認、チェックリスト、総まとめとしての存在を、第一義として制作しています。
この点を伝えることが、なかなか難しく、適切な言葉で伝えることができていないような気がするのですが、解いた問題の選択肢の一つ一つが、なるべく無駄にならないよう、一つの問題に複数のトピックを盛り込み、1問を解くことにより、より多くの内容が確認できるようにしています。
手前味噌ですが、正答選択肢以外の選択肢も一問一答問題として、エース級の選択肢を揃えています。試験合格のための問題(あくまで学習素材)を、合格へのエールに代えて、総仕上げ模試を制作しています。
本試験と同様に、正答選択肢を選択しやすいように問題文を表現しているものも、中にはありますが、各選択肢についても、なるべく知識の確認になるように工夫をしています。
また、この試験では相対的な評価を気にする必要はありません。上位○%が合格する試験ではなく、無事に35問を確保できれば、合格です。
そのために出来ることを、この一週間でやっていきましょう。全50問、解説動画もご用意しました。どなたでもご覧になることができますから、どうぞご活用ください。
また、みん合☆プラス会員の方は、第23回対策などの過去の総仕上げ模試も、余力がありましたら、やってみると良いでしょう。
時事問題、資料対策は直前期がおすすめ
そして、試験直前期には、時事問題対策や官公庁資料対策を集中的に行うのもおすすめです。
よく出題される6種類の官公庁資料を紹介します。
また、官公庁資料については、○年版が出題されるのかが気になることと思います。法律は4月1日基準日とされていますが、時事的な内容については基準日が無いこともまた、試験要項に記されています(日本キャリア開発協会)。
ですから、官公庁等の資料の○年版が出題されるのかは、神のみぞ知るところではありますが、私がお伝えできることとして、これまでの出題傾向などをお伝えします。
官公庁資料の中でも、特に出題の多い御三家資料
各資料タイトルから、PDFにリンクをしています。
最頻出資料で、これまでの出題傾向では、この資料の出題までのタイムラグが短く、6月公表→11月初出題のケースが多く、令和元年度、2年度、3年度版のいずれもそのパターンでした。もちろん、ご参考までではあるのですが。
そのため、最新の令和4年度版で備えましょう。楽習ノートプラスにまとめ編(無料公開)、問題編と本試験レベル問題集(会員限定)も用意しています。
①に次ぐ、出題実績があります。令和5年版が今年9月に公表されましたが、これまでの最短では、9月公表→3月出題のタイミングです。なお、令和4年版については、昨年9月公表→7月初出題でした。
ですから、タイミング的には令和4年版が最有力ですが、第Ⅱ部は毎年テーマが異なるため、より以前の版に遡って出題されることがあります。とはいえ、ボリュームもある資料ですから、令和4年版中心にならざるを得ないと感じています。
こちらも楽習ノートプラスにてまとめ(ダイジェスト)を用意しています(動画もあります)。
第11次のみの確認で大丈夫です。こちらも楽習ノートプラスにまとめ編や問題編(会員限定)を用意しています。
次いで出題可能性が高い、御三卿資料
2020年度の出題範囲表の改定以来、下記の資料の出題が目立ちます。
⑥働く環境の変化に対応できるキャリアコンサルタントに関する報告書
その他の資料は過去問等で解いた際に、出典箇所やその周辺を確認しましょう。
そして、資料を確認する際に意識して欲しい視点があります。
ご自身の感覚を大切にした見出し読みがおすすめ
いつもお伝えしていることですが、官公庁資料やデータを読む際には、ご自身の感覚を大切にしてください。
そして、労働経済の分析のような重厚な資料の全文を精読するのは、かなり大変ですから、読み方としては、見出し読みをおすすめしています。
「感覚を大切にした見出し読み」とは、例えば令和4年版労働経済の分析でいうと次のような具合です。
P23見出し「雇用・失業情勢の持ち直しの状況は地域によって異なる」
まぁ、「それはそうだよね」、と感じたのでしたら、出題されても対応ができるでしょう。逆に、「え?そうなの?」とお感じになったのでしたら、内容をよく確認しましょう。
P24「2021年の我が国の就業率は約6割であり、就業者のうち約半数が正規雇用労働者、約3割が非正規雇用労働者である」
就業者の約半数が正規で約3割が非正規ということは、あと2割は?と感じますよね。そんなときは内容を精査しておきましょう。
図表を精査してみると、就業者6,703万人のうち、約15%の1,007万人は自営業主・家族従業者と役員でした。
「へぇ、そうなんだ~。」という肚落ちが、大切です。
また雇用、労働、働き方や能力開発以外のトピック、例えば、第1部4章の「消費・物価の動向」など出題可能性は、やはり低くなりますから、メリハリもつけましょう。
その点では令和4年版の第Ⅱ部のテーマ「労働者の主体的なキャリア形成への支援を通じた 労働移動の促進に向けた課題」は、ど真ん中テーマなので、これは要注意です。
雇用指標の動きについて
最後に、同じくご相談が多い、完全失業率や有効求人倍率については、コロナ禍以前の2019年から2022年の動きを確認しておくのが良いでしょう。
これらも楽習ノートプラスでまとめや問題をご用意しています。
≪会員限定≫2022年度までの完全失業率と有効求人倍率【問題編】
また、第24回対策総仕上げ模試においても、問18で詳しく解説をしています。個人的には2021年の出題可能性が高いと予想をしているのですが、2022年まで抑えておけば安心です。
ラスト一週間、焦る気持ちをグッと堪えて、寸暇を惜しんで丁寧に確認していきましょう。
私もいろいろな試験に挑戦をしてきましたが、直前期に確認したものは「出る」ような気がします。
体調管理に気をつけて、頑張っていきましょう。
みんなで合格しましょう。
応援しています!