第25回キャリアコンサルタント試験を受験した皆様、本当におつかれさまでした。皆様の合格を、心よりお祈りしています。
そして、学科試験の解答速報のページでのアンケートへのご協力を誠にありがとうございました。今回は過去最高の1,233名からのご回答をいただきました!
本日は学科試験の自己採点結果と予想合格率、みなさんの学習期間と合格率の相関などについて公開します。
受験した方は試験の振り返りに、今後受験する方は試験対策の参考に、是非ご活用ください。
たくさんの皆様からの貴重なお声は、今後受験する方にとっては合格への羅針盤となり、地図になります。
皆様のご協力に、心より御礼申し上げます。
回答総数のお知らせ
まず、最近の試験の受験者数、これまでのアンケートの回答者数と回答者数の全受験者に占める割合をお伝えします。
4月15日の合格発表を受けて、追記しています。
受験者数 | 回答者数 | 回答者数の割合 | |
第21回 | 4,158名 | 610名 | 14.67% |
第22回 | 4,797名 | 808名 | 16.84% |
第23回 | 3,812名 | 694名 | 18.20% |
第24回 | 4,268名 | 891名 | 20.88% |
第25回 | 5,698名 | 1,233名 | 21.64% |
受験者数増加か?
回答者数の増加には感謝感激ですが、4回前の第21回と比べると回答者数は約2倍、さすがに受験者数は2倍になっていないと思われますが、回答者数の割合が20%だとすれば、受験者数は6,000名を超えます。
追記:6,000名には達しなかったものの、コロナ禍の影響で実質2回分での実施だった第15回試験(6,033名)に近く、それ以降の試験では最高の5,698名でした。
最近は特に予測が難しいのですが、回答率の上昇の可能性はあるものの、受験者数増加の可能性も十分に考えられます。また、前回試験の合格率が低かったために、リベンジの方の割合も高かったと思われます。
それではアンケート結果の発表、気になる自己採点結果からお伝えします。
自己採点合格率は80.9%!!
回答数:第24回876件、第25回1,210件
自己採点による正解選択肢数は、次のようになりました。前回(第24回)と今回(第25回)を比較する形でお伝えします。
前回の第24回と非常によく似た得点傾向です。
35問以上の合格ラインを確保している人の割合は、第24回が77.3%だったのに対して、第25回は80.9%と3.6%増加しました。
合格ライン確保層の内訳では、50~41問の高得点層は5.1%増加しているものの、40~35問の得点層は1.5%減少しました。
34~30問のあと一歩だったみなさんの割合は18.2%から16.0%へと2.2%減少しました。
第24回試験は、その前の第23回、22回と比べて大幅に合格率が低下した回でしたが、今回の第25回も第24回の難易度の路線を踏襲していると言えるでしょう。
これまでにも定期的に、何度か「難化」の回を経験してきましたが、似た回がないかと探してみたところ、自己採点結果が類似している回がありました。
出題範囲表が改定された、第15回以降の試験では、第17回が難易度が高く、合格率が低かった回でした。今回と第17回との比較をしてみましょう。
合格ラインを確保している層の割合は、第17回が81.0%、第25回が80.9%と非常に近似しています。ただし、その内訳については、高得点層が第25回の方が12.5%高くなっていますが、難易度の系統は、第17回・第24回・第25回は似ています。
なお、自己採点結果の数値の読み取りには、ご注意ください。
自己採点合格率と実際の合格率の差について
アンケートの自己採点結果と実際の合格率には毎回15%~30%の差があります。
これは当アンケートにご協力を頂く皆さんの得点が、高い傾向にあるためです。決して、実際の採点が厳しいとか、傾斜配点や配点調整はありませんので、ご安心ください。
ちなみに、下の表は、当サイトでの自己採点アンケート結果と、各登録試験機関の実際の合格率の比較を紹介します。
アンケート合格率よりも、約15%~30%、実際の合格率が低い傾向があります。
【みん合アンケートでの合格率と実際の学科試験合格率の差】
4/15 合格発表を受けて追記しています。
アンケート合格率 | 実際の合格率(2機関平均) | |
第17回 | 81.0% | 56.8% |
第20回 | 92.2% | 77.9% |
第21回 | 90.3% | 61.7% |
第22回 | 97.2% | 82.2% |
第23回 | 95.1% | 83.6% |
第24回 | 77.3% | 52.6% |
第25回 | 80.9% | 63.7% |
予想合格率は55%~60%を予想
自己採点結果と実際の合格率のこれまでの隔たりから考えると、第25回学科試験の合格率は55%~60%と予想しています。
追記:実際の合格率は2機関平均で63.7%でした。
手応えも第17回、第24回と類似
みなさんが感じた難易度について、まずは前回第24回との比較です。
「とても難しかった」とする方が7%減少し、「やや難しかった」はほとんど変わらず0.2%の減少しています。
「とても難しかった」と「やや難しかった」を合わせると80.9%(前回88.1%)と前回よりは緩和された感はあるものの、難易度の高い回と言えるでしょう。
また、難易度のアンケート結果は、17回とやはり類似しています。
「とても難しかった」は比較すると減少していますが、手応えの傾向はよく似ています。
なお、第25回の特徴的だった内容や今後の対策のポイントなどは、次の記事で詳しくお伝えしていますので、参考にしてみて下さい。
学科試験対策に要した学習期間
つづいて、学習期間に関するアンケート結果です。
回答数:第24回883件、第25回1,218件
学科試験対策に要した学習期間は、今回は24回のリベンジの方も多くいたと思われますから、「6ヶ月以上」の割合も若干高いですが、毎回、似た傾向があり、「3ヶ月以上、6ヶ月未満」が最も多く、「2ヶ月以上、3ヶ月未満」が続きます。
なお、3月試験の際には、試験対策の期間に、何かと多忙な年末年始を挟むせいか、学習期間がやや短くなる傾向があります。
では、学習期間と合格率の相関を見てみましょう。
学習期間 | 合格率 |
6ヶ月以上 | 79.2% |
3ヶ月以上6ヶ月未満 | 85.5% |
2ヶ月以上3ヶ月未満 | 82.4% |
1ヶ月以上2ヶ月未満 | 73.3% |
1ヶ月未満 | 81.4% |
「3ヶ月以上6ヶ月未満」の合格率が最も高い結果となりました。もちろん、養成講座の修了時期との兼ね合いもありますが、3ヶ月を確保しておきたいところです。
次の第26回のキャリアコンサルタント試験は、2024年7月7日に実施されますので、あと107日です(本稿執筆の3月22日からカウント)。
本格始動にはちょうど良い時期です。
また、7月試験の場合には、4月からの新入社員の受け入れや研修がゴールデン・ウィーク前後まで続く方もいらっしゃると思います。
出来る時に、早めにスタート、出来る時に学び貯金をしておきましょう。
学習スタートにあたっては、スタートページをご覧ください。
始めに何をするかは、まずは現在地を知りましょう。もちろん、ノー勉強でも良いですから、過去問をやってみましょう。
第25回、24回は難しい内容でしたから、くれぐれも出来に気を落とさないでください。伸びしろだらけですからね。
まず最初は、第23回からやってみるのも良いでしょう。
その後はテキスト&問題集を一巡させると、ご自身の得手不得手が明確になるとともいに、苦手克服の方針などが見えてきましたら、過去問で知識を確認しながら、知らないことを減らしていきましょう。
以上、今回は自己採点結果と難易度、学習期間に関するアンケート結果をお伝えしました。
次回は、過去問の実施回数や合格率との相関に関するアンケート結果をお伝えします。また、皆さんからのご意見も、後日たっぷりと紹介します。
スムーズな合格には、情報と受験経験者からのノウハウ、ご自身に合った作戦も必要です。これらのアンケート結果をどうぞご活用ください。
合格目指して、ご一緒に、頑張っていきましょう。
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