第26回試験アンケート結果の公開【自己採点/学習期間編】

動画はこちらから(YouTube)

第26回キャリアコンサルタント試験を受験した皆様、本当におつかれさまでした。皆様の合格を、心よりお祈りしています。

そして、学科試験の解答速報のページでのアンケートへのご協力を誠にありがとうございました。今回は968名からのご回答をいただきました!

本日は学科試験の自己採点結果と予想合格率、みなさんの学習期間と合格率の相関などについて公開します。

受験した方は試験の振り返りに、今後受験する方は試験対策の参考に、是非ご活用ください。

たくさんの皆様からの貴重なお声は、今後受験する方にとっては合格への羅針盤となり、地図になります。

皆様のご協力に、心より御礼申し上げます。

回答者数のお知らせ

今回のアンケートの回答者数は968名でした。

まず、最近の学科試験の受験者数、これまでのアンケートの回答者数と回答者数の全受験者に占める割合をお伝えします。

  受験者数 回答者数 回答者数の割合
第22回 4,797名 808名 16.84%
第23回 3,812名 694名 18.20%
第24回 4,268名 891名 20.88%
第25回 5,698名 1,233名 21.64%
第26回 5,002名※ 968名 19.35%※

※合格発表を受けて追記しました。

回答者数が最も多かった前回(第25回)と比べると減少したものの、回答者数の割合が全体の2割程度と仮定すると、4,800~5,000人程度の受験者数の可能性があります。

第25回ほどではありませんが、23回、24回などよりも受験者数は多い水準の可能性があります。

それではアンケート結果の発表、気になる自己採点結果からお伝えします。

自己採点合格率は86.5%!!

回答数:第25回1,210件、第26回944件

自己採点による正解選択肢数は、次のようになりました。前回(第25回)と今回(第26回)を比較する形でお伝えします。

前回の第25回と得点傾向が似ています。

35問以上の自己採点で合格ラインを確保している人の割合は、第25回が80.9%だったのに対して、第26回は86.5%5.6ポイント増加しました。

合格ライン確保層の内訳では、50~41問の高得点層は2.7ポイント、40~35問の得点層は2.9ポイント増加しました。

34~30問のあと一歩だったみなさんの割合は16.0%から12.0%へと4ポイント減少しました。

自己採点結果について、過去に似た分布の回がないかを検証してみたところ、出題範囲表が改定された第15回以降の試験では、第16回の自己採点結果の分布がよく似ていました。

合格ラインを確保している層の割合は、第16回が86.6%、第26回が86.5%と近似していました。

この回の実際合格率については、後に詳しくお伝えしますが、自己採点結果の数値の読み取りには、ご注意ください。

自己採点合格率と実際の合格率の差について

アンケートの自己採点結果と実際の合格率には毎回15%~30%程度の差があります。

これは当アンケートにご協力を頂く皆さんの得点が、高い傾向にあるためです。決して、実際の採点が厳しいとか、傾斜配点や配点調整はありませんので、ご安心ください。

ちなみに、下の表は、当サイトでの自己採点アンケート結果と、各登録試験機関の実際の合格率の比較を紹介します。

【みん合アンケートでの合格率と実際の学科試験合格率の差】

  アンケート合格率 実際の合格率(2機関平均)
第21回 90.3% 61.7%
第22回 97.2% 82.2%
第23回 95.1% 83.6%
第24回 77.3% 52.6%
第25回 80.9% 63.7%
第26回 86.5% 65.5%※

※合格発表を受けて追記しました。

予想合格率は70%前後を予想

自己採点結果と実際の合格率のこれまでの隔たりから考えると、第26回学科試験の合格率は70%前後と予想しています。※実際合格率は65.5%でした。

第24回試験は大幅に合格率が低下した回(両機関平均52.6%)でしたが、第25回は両機関平均は63.7%へ回復し、第26回はそれよりも上昇することが予測されます。70%に届くかどうかが焦点と捉えています。※実際合格率は65.5%でした。

難易度(手応え)のアンケート結果

まずは前回と比較してみましょう。

回答数:第25回1,210件、第26回949件

前回とは異なる形です。

第25回と第26回の比較では、「とても難しかった」は19.9ポイント減少しました。「やや難しかった」「普通」「やや易しかった」が増加しています。

難易度(手応え)のグラフの形は、第25回は第24回を踏襲していましたが、第26回では形が変わりました。

難易度(手応え)は第16回よりも第23回と類似

難易度(手応え)について、自己採点結果が近似していた第16回との比較をしてみました。

回答数:第16回546件、第26回949件

難易度(手応え)については、第16回と第26回は、だいぶ異なる結果となりました。第16回は「とても難しかった」と「やや難しかった」の合計が83.9%だったのに対して、第26回の合計では67.7%とだいぶ差があり、グラフの形にも違いがあります。

なお、第16回の実際の平均合格率は64.6%です。

通常は自己採点結果が似ている回は、難易度(手応え)も似ている傾向があるのですが、今回は違いました。その理由として、それ以前の回の難易度が影響していると考えています。第16回はその前に比べると難化をしています。

そのため、他の回で難易度(手応え)が似ている回がないかと検証をしたところ、第23回が類似していました。

回答数:第23回690件、第26回949件

そっくりですね。

ただし、第23回は平均合格率が過去最高の83.6%、自己採点合格率は特に高水準の95.1%にまで達しました。出題内容と自己採点結果を勘案すると、今回はそこまで高い合格率にはならないでしょう。

■第26回とデータが似ている回及び前回の実際合格率データ

  自己採点合格率 実際合格率
第16回 86.6% 64.6%
第23回 95.1% 83.6%
第25回 80.9% 63.7%
第26回 86.5% 65.5%※

※実際合格率を追記しました。

平均合格率を予想するデータと考察をまとめます。

第26回は第23回ほどの高い合格率にはならず、また、第25回よりは高い合格率になることは自己採点結果と難易度(手応え)ではまず間違いないと捉えており、難易度(手応え)の違いから、第16回よりも高いと予想をしています。

第26回の実際合格率は70%前後になると予測をしています。※実際合格率は65.5%でした。

なお、第26回の特徴的だった内容や今後の対策のポイントなどは、次の記事で詳しくお伝えしていますので、参考にしてみて下さい。

第26回学科試験を振り返る。

学科試験対策に要した学習期間

最後に、学習期間に関するアンケート結果です。

回答数:第25回1,218件、第26回949件

学科試験対策に要した学習期間は、毎回、似た傾向があり、「3ヶ月以上、6ヶ月未満」が最も多く、「2ヶ月以上、3ヶ月未満」が続きます。

では、学習期間と合格率の関係を見てみましょう(自己採点平均合格率:86.5%)。

学習期間 合格率
6ヶ月以上 87.9%
3ヶ月以上6ヶ月未満 91.3%
2ヶ月以上3ヶ月未満 87.1%
1ヶ月以上2ヶ月未満 81.9%
1ヶ月未満 80.0%

「3ヶ月以上6ヶ月未満」の合格率が最も高い結果となりました。もちろん、養成講座の修了時期との兼ね合いもありますが、3ヶ月は一つの目安になりそうです。

また、「2ヶ月以上3ヶ月未満」の層も自己採点平均合格率を超えています。

なお、「2ヶ月以上」を合計した場合の合格率は89.2%、「2ヶ月未満」を合計した場合は81.1%で、8.1ポイントもの差がつきました。

もちろん、日々かけられる時間にも左右しますが、学習期間は2ヶ月は確保したいところです。

次の第27回のキャリアコンサルタント試験は、2024年11月3日に実施されますので、あと95日です(本稿執筆の7月31日から数え)。

試験対策には試行錯誤もありますので、本格始動にはちょうど良い時期です。

次回試験合格を目指すみなさんへ

キャリアコンサルタント試験を目指すみなさんは、公私に及び、ご多忙な方がとても多い印象があります。

出来る時に、早めにスタート、出来る時に学び貯金をしておきましょう。

学習スタートにあたっては、必ずスタートページをご覧ください。学習方法確立のための試行錯誤を減らすことに繋がります。

よいかも、と思った学習姿勢や方法は、是非取り入れてみて下さい。

始めに何をするかは、まずは現在地を知りましょう。もちろん、ノー勉強でも良いですから、過去問をやってみましょう。

レベル的にもちょうどよい、第26回からやってみるのが良いでしょう。

その後はテキスト&問題集を理解半分でも良いですから一巡させると、ご自身の得手不得手が明確になり、過去問解きも、知っていることと、知らないことのメリハリがつくため、対策に強弱をつけられます。

書籍も過去問も、一巡目ですべてをマスターしようと欲張らず、繰り返しで理解を深める方法をおすすめしています。

また、電車やバスでの移動時間には、合格問題集で1問、2問ずつでも良いですから、問題演習をするのも良いでしょう。

習慣化が大切です。

学習法も、いつも濃い学習法ですとバテてしまいますし、淡い学習法だけですと達成感が得られないかもしれません。こうした対策情報も収集しながら、濃淡を使い分け、焦らずに進んでいきましょう。

書籍や過去問で知識を確認しながら、知らないことを減らしていきましょう。

以上、今回は自己採点結果と難易度、学習期間に関するアンケート結果をお伝えしました。

次回は、過去問の実施回数や合格率との相関に関するアンケート結果をお伝えします。また、皆さんからのご意見も、後日たっぷりと紹介します。

スムーズな合格には、情報と受験経験者からのノウハウ、ご自身に合った作戦も必要です。これらのアンケート結果をどうぞご活用ください。

合格目指して、ご一緒に、頑張っていきましょう。

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