2024/09/04フルテロップ動画を作成し、差し替えました。
能力開発基本調査はこれまでに出題された官公庁資料の中で非常によく出題されている厚生労働省が毎年公表する資料で、みん合的には御三家資料と呼んでいる資料の一つです。
改訂版の公表を受けて、令和5年度版のまとめと問題を作成(改訂)しました。
能力開発基本調査については、第3回と第25回を除いて第26回まで毎回出題されており、時には2問出題されることもあります。
これまでの出題タイミング
能力開発基本調査は、毎年、調査結果が公表されており、令和5年度版は例年通り、6月末に公表されましたが、一部修正があり7月16日及び8月2日に訂正がありました。
訂正があったために、最新版の出題タイミングがいつになるのかの予想を大変難しくしており、例年以上に神のみぞ知るところではありますが、近年の公表と出題の時期を検証すると以下のような傾向があります。
年度版 | 公表時期 | 初出題の時期 |
令和元年度 | 令和2年5月 | 同年11月 |
令和2年度 | 令和3年6月 | 同年10月下旬 |
令和3年度 | 令和4年6月 | 同年11月上旬 |
令和4年度 | 令和5年6月 | 同年11月上旬 |
令和5年度 | 令和6年6月(後日訂正有り) | ? |
ご覧のように、5月~6月公表の場合には10~11月の秋試験から出題される傾向があります。この資料は、他の資料に比べて、迅速に出題内容に反映される特徴があると感じています。
今回、令和5年度版は令和5年6月下旬に公開されましたが、その後、データに一部修正があり、7月16日及び8月2日に訂正箇所が公表されたことは、不確定要素であるものの、11月の第27回試験に出題される可能性は、「ある」と捉えて準備をしておいたほうが良いでしょう。
その理由の一つとして、今回、例年よりも「追加項目」が目立った点があります。
令和5年度版で対策を。
ですから、11月の第27回試験対策のために、プリントアウトをして読み込むとしたら、どちら?と言えば、最新の令和5年度版をおすすめします。
この資料については、比較的細かな内容まで出題されることがあります。
私は↑のようにA4用紙に2面付け印刷をしてファイリング、出題箇所などをチェックしています。
「調査結果の概要」はプリントアウトをして、いつでも参照できるようにしておきましょう。
なお、令和5年度版は、令和4年度版からの変更(増加)が例年にない水準で多いです。調査結果の順位などの変化はそれほど多くはないものの、新しい令和5年度版を軸に対策しておいた方が、追加された調査公表内容にも対応ができます。
なお、まとめ編においては、新しく加わった内容には、次のように
順位1位などに変動があったものは、「令和4年度版では」という形で、次のように特に注記をするようしています。
令和5年度版で増減のあった内容について
令和5年度版で新たに追加された項目は以下の内容です。
1.企業調査
(3)能力開発の考え方について(のすべて)【P5~P6】
①「企業主体」か「労働者個人主体」か
②「OJT重視」か「OFF-JT重視」か
③能力開発の成果を活かす機会や実践の場の提供
④能力開発の成果を評価し、賃金や役職等に反映する
①と②は平成30年度調査までは存在しましたが、以降、しばらく公表がありませんでした。
(6)教育訓練休暇制度、教育訓練短時間勤務制度及び教育訓練所定外労働時間免除制度の導入状況について(の以下の部分)
・教育訓練所定外労働時間免除制度の導入状況【P12】
2.事業所調査
(2)人材育成について
②人材開発支援助成金の利用状況【P23】
(3)労働者のキャリア形成支援について(の以下の部分)
②ジョブ・カードの認知状況(の以下の部分)
ジョブ・カードの活用方法と活用しない理由【P30】
(4)労働者の能力開発と処遇への反映について【P34】
(5)労働者の職業能力評価について(の以下の部分)
③検定・資格の賃金への引上げへの反映状況【P38】
3.個人調査
(4)これからの職業生活設計(の以下の部分)
⑤教育訓練休暇制度、教育訓練短時間勤務制度及び教育訓練所定外労働時間免除
制度の利用(の以下の部分)【P67】
「教育訓練所定外労働時間免除制度」が新たに加わりました。
一方、事業所調査の中で、技能継承の「問題」に関する調査結果が無くなりました。このような減少は少なかったです。
まとめや問題を作成するにあたり、変動や変更(追加)が特に多い年度版であると感じました。
まとめと問題編(全79問)をご用意しています!
令和5年度能力開発基本調査の対策として、楽習ノートプラスに内容のまとめと問題編(一問一答:合計79問)をご用意しています。問題編はプラス会員限定公開です。
能力開発基本調査への対策は、これで大丈夫でしょう。なお、楽習ノートプラスで展開している「本試験レベル問題集」も後日改訂の予定です。
内容理解と得点力アップに、どうぞご活用ください。キーワードや解答を隠しながら確認できる、CheckSheet機能を活用して、移動時間などを有効活用しましょう。
≪会員限定≫令和5年度能力開発基本調査【1企業調査:問題編】
≪会員限定≫令和5年度能力開発基本調査【2事業所調査:問題編】
≪会員限定≫令和5年度能力開発基本調査【3個人調査:問題編】
まとめ編でポイントを整理して、問題編で解答力を磨きましょう。なお、動画版については、仕様を含めて現在検討中です。
楽習ノートプラスからもアクセスできます。
過去問解説には、順次、加筆します!
令和5年度版の内容を反映した過去問解説を、順次加筆します。
過去の出題内容でも、過去問題がそのまま次回の試験対策に活かせるよう、令和5年版に照らし合わせての解説を加えていきます。完了しましたら、また報告します。
その他の資料御三家のバージョンを確認
お伝えしているように、令和5年度版の第27回(11月)試験での出題可能性がありますが、みん合で御三家資料として位置づけている、労働経済の分析と職業能力開発基本計画はどうでしょうか。
出題される資料のバージョンについては、神のみぞ知る、というのはいつもお伝えしているとおりですが、労働経済の分析は昨年9月公表の令和5年版が引き続き要注意です。また令和4年版の第2部は内容的に要注意です。
例年通りであれば、9月末頃に、令和6年版労働経済の分析が公表される可能性がありますが、11月の試験での出題可能性は時期的に低く、最短でも3月、通常は7月の出題のケースが多いです。
▼出題可能性のある資料御三家のバージョンについて
能力開発基本調査 | 令和5年度版の可能性がある |
労働経済の分析 | 令和5年版(第1部、第2部)の可能性が高いが、令和4年版の第2部も、テーマが「キャリア形成支援」のため要注意 |
職業能力開発基本計画 | 第11次のみで良い |
官公庁資料や時事問題対策には、楽習ノートプラスをご活用ください。
理論家対策などに偏りがちですが、資料の出題割合は低く有りませんから、バランスよく、対策をしていきましょう。
みん合☆プラス会員のご案内
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