キャリコン試験の頻出資料(これまで第3回以外毎回出題)である、厚生労働省の「能力開発基本調査」。それの最新版である平成29年度版の「3個人調査」について、まとめと問題編を作成し掲載しましたので、学習にお役立てください。
こうした官公庁資料は、数値を覚える必要はありませんが、趨勢、傾向、現在の状況を感じましょう。
多いのか?少ないのか?ランキング一位は何なのか?それをインプットする際には、ご自身の価値観やご経験などと照らし合わせてみるのも、印象付けに役立ちます。
意外と多い!えっ、少ない!とか、ご自身の価値観やご経験によって印象も異なるかもしれません。
逆に、思った通りの理由や割合のところは、「ですよね~」とさらりと流してしまいましょう。全部気合い入れて覚えようとすると、バテてしまいまし、その必要はありません。
楽習ノートプラスのまとめ編を一読して、問題編(みん合☆プラス会員限定)をやってみるだけでも、要点が掴めるかと思います。
その上で当該資料を読めば、さらに理解が深まるでしょう。
≪会員限定≫平成29年度能力開発基本調査【3個人調査:問題編】
楽習ノートプラスからもリンクしています。
なお、本調査は大きく分けて、企業調査、事業所調査、個人調査の3つのカテゴリーに分かれていますが、これまでの出題頻度は、企業調査>事業所調査>個人調査です。
個人調査からはこれまでは出ていないと記憶していますが、優先順位付けにお役立てください。個人調査もできれば、一読はしておきましょう。
ちなみに、調査の中で、キャリアコンサルタントとして気になる数字がありました。突然ですが…、クイズです。
Q.キャリアコンサルティングを行うしくみは、どのくらいの事業所で導入されていると思いますか?
A.正社員に対して行うしくみが導入されているのは38.1%です。(平成29年度事業所調査P21)
Q.では、実際にキャリアコンサルティングを受けた方はどのくらいいると思いますか?
A.正社員では14.9%です。(平成29年度個人調査P47)
少なっ。私はそう思いました。
キャリアコンサルティングの利活用がまだ進んでいないということでしょう。しかも、それの実施機関として最も多いのが、職場の上司や管理者によるものです。果たしてそれは、キャリアコンサルティングになっているのでしょうか。評価面談ではないですよね(汗)。
もちろん、上司や管理者の資質によるとこともありますが…。
また、こんな調査もありました。
「キャリアコンサルタント」による相談の利用の要望
→57.0%が利用したいとしています。(個人調査P49)
これは、個人的には多いと感じましたが、キャリアコンサルティングということ自体を知らない方もいますので、まだまだ増加の余地はあると考えています。
キャリアコンサルティング及びキャリアコンサルタントの普及啓蒙は、正直、まだまだです。皆様も、合格してからは、一緒に世の中に普及、啓蒙していきましょうね。
私も公私ともに感じるのですが、キャリアのことを相談できる専門家は社会に必要です。ただ、社会のインフラとしては、まだまだ発展途上です、というか、まだ生まれたばかりの仕組みといっても良いかもしれません。
能力開発基本調査は、小難しい調査結果のまとめ、ではなく、キャリコンとしての仕事のヒントにもなるかもしれない資料です。
まだ読んでいない方はお早めに。
8月の試験で、受かりましょう。
暑さに気をつけて、試験対策、頑張っていきましょう。
おかげさまで、みん合☆プラス会員の会員数が250名を超えました。今日もたくさんの皆様が本サイト、会員限定記事にアクセスしてくださっています。
試験対策学習に是非ご活用ください。
一緒に頑張っていきましょう。
コメントを残す