試験まであと126日。本来なら、本日6月28日は、第15回キャリアコンサルタント試験日でしたが、新型コロナウイルス流行の影響により試験は休止となりました。
次の試験は11月1日。試験まであと4か月ありますから、全く焦る必要はありません。そんなこの時期だからこそ、リラックスしてご覧になってほしい、試験によく出るWEBサイトがいくつかあります。
直前期にこうしたサイトチェックをするのは、どうしても焦りますから、今のうちから、移動時間やスキマ時間に、優先順位は興味の赴くままで良いですから、見ておきましょう。
試験に出るWEBサイト、ベスト5!
試験でよく出るWEBサイトはいくつかあり、第14回までの出題実績をランキング形式でお伝えします(みん合調べ)。特に3位までのサイトは、毎回もしくは3回に2回のペースで出題されている頻出サイトです。【 】内は出題された選択肢数を表しています。
では、第1位から。
第1位:独立行政法人労働政策研究・研修機構【52選択肢分】
労働政策研究・研修機構(JILPT)は労働政策のシンクタンク。雇用や労働関連資料の宝庫と言って良いでしょう。
出典としてカウントしている多くは、上の青字のリンク先ページにあるような、職業適性検査や職業興味検査のためのアセスメント、ガイダンスツールに関する内容です。これらの出題は毎回、1~2問はあります。
これまでに出題された全11種のツールの特徴は、楽習ノートプラスや、拙著のテキスト&問題集のP187~で確認することができます。
なお、これらとは別に、本機構のサイトで公開している、みん合で「ジル資料」と呼んでいるPDF資料(資料シリーズNo.165)からの出題もあります。※ジル資料からの出題は今回のサイトランキングの選択肢数には含めていません。
第2位:ハローワークインターネットサービス【40選択肢分】
その名のごとく、ハローワークのWEBサイトですが、今年1月にサイトの大幅リニューアルがありました。
リニューアルの特徴は、スマートフォン対応のほか、求人、求職側の諸手続きの一部がハローワークへ出向かなくても出来るようになった点があります。
なお、これまでの出題内容は、サイトでの掲載内容についてが多く、例えば、雇用保険や教育訓練給付金の仕組み、厚生労働省編職業分類の内容等があります。
それらの情報へは(以前よりわかりづらくなってしまったのですが)、トップページの下部(サイトマップ)から、アクセスすることができます。
サイトのリニューアルにより、過去に掲載内容として出題のある「約400種のPDFによる職業解説」が削除されました。みん合☆過去問解説では既に解説の内容に反映していますが、次の過去問を解く際にはご注意ください。
【第1回問32、第2回問41、第4回問42、第13回問42】
ちなみに、それに代わる公的な職業解説の内容は、今年の3月に新設されたサイト、「職業情報情報提供サイト(日本版O-NET)」へ移行されたと言って良いでしょう。
このサイトでは約500種の職業について、文章と動画により解説しています。また、職業解説のみならず、求職者は自己のキャリア分析や、求人者は職務要件シートの作成等をすることもできます。
第3位:ジョブ・カード制度総合サイト【32選択肢分】
ジョブ・カード制度の目的やその内容、作成方法の説明、実際にジョブ・カードを作成する際の作成支援ソフトウェア等を利用できるサイトです。
ジョブ・カードの普及と利用拡大を目指すコーナーの充実が順次されており、今年3月からは、興味・関心を図るためのRIASECでの適職診断や価値観診断も追加されて、コンテンツの充実が徐々に図られています。
RIASECなどの自己理解、仕事理解に役立つページはこちらをご覧ください。誰でも体験することが出来ますので、是非お試しください。
これまでの過去問では、サイトを見ておかないとまず答えられない問題もあり、このサイトで「どのようなことが出来るのか?」という視点で一覧しておきましょう。また、概要を掴むには下記の活用ガイドを確認しましょう。
ジョブ・カード総合サイトについては、もうひとつ、気になる点があります。
2020年3月をもって、ジョブ・カード制度総合サイトで実施していた「メール相談サービス」は廃止されました。これについては、過去に一度出題されていますので、過去問解説では既に補足をしていますが、次の過去問を解く際にはご注意ください。
【第8回問34】
そして、今後はキャリア形成サポートセンター(旧ジョブ・カードセンター)で、ジョブ・カードを利用したキャリアコンサルティングが実施されることになりました。
キャリア形成サポートセンターでは、在職労働者を対象にジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティングを、無料で原則1回実施しています(2020年6月現在)。
第4位:みんなのメンタルヘルス【26選択肢分】
こころの病気に関する理解を深めるため、厚生労働省が開設しているサイトです。精神疾患の特徴や治療法、セルフケアの方法や相談機関の紹介など情報が掲載されています。医療関係者ではなく、一般向けのサイトですから、精神疾患の特徴などもわかりやすく説明されています。
なお、メンタルヘルスの分野では、同じく厚生労働省が開設しているサイト、こころの耳も、「5分でできる職場のストレスチェック」をはじめ、主にセルフケアに役立つ情報を提供しています。
第5位:職業能力評価基準(厚生労働省)【15選択肢分】
かつては「職業能力評価基準ポータルサイト」として独立したサイトでしたが、現在はポータルサイトは無くなり、厚生労働省ホームページ内にその内容の多くが掲載されています。
職業能力評価基準は、仕事を遂行するために必要な「知識」、「技術・技能」とともに「職務遂行能力」についてを、業種別、職種、職務別に整理したものです。企業がカスタマイズができるよう、テンプレートが多数掲載され、ダウンロードすることが出来ます。
職業能力評価基準は、同一労働同一賃金の制度や、今後、広がる可能性がある、ジョブ型雇用、専門性を志向した評価制度である、職務等級制度や役割等級制度(ミッショングレード制度)などの導入に必要な職務記述書(仕事内容の内訳)としても活用できそうですから、その重要性は一層高まるのではないかと予測しています。
以上がベスト5になります。
他にも、協会けんぽや日本年金機構ほか、いくつか見ておいた方がよい公的サイトがありますが、それらは過去問を解いた際に、過去問解説のリンクからご確認ください。学習法としては、該当するページの内容を確認するだけでも良いでしょう。
今年動きのあったサイトに要注意!
上の内容でも触れていますが、今年大幅なリニューアルのあった「ハローワークインターネットサービス」、新たに開設された「職業情報解説サイト(日本版O-NET)」、改良が続いている「ジョブ・カード制度総合サイト」は、外せない公的3サイトです。
具体的な求人情報はハローワークインターネットサービス、仕事(職業)理解のための情報は、職業情報提供サイト(日本版O-NET)、自己理解のための情報やツールはジョブ・カード制度総合サイトと、厚生労働省の雇用関連サイトの充実が図られています。
これらはクライエントへの支援にも直接的に活用できるWEBサイトです。特に職業情報提供サイト(日本版O-NET)は試験対策上も、実務上も今後は定番サイトになる可能性が大きいです。試験が終わってからも定期的に参照したり、クライエントに紹介したり、共に面談時等に参照することもあるでしょう。
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キャリアコンサルタント試験の直近3回分以外の過去問解説や、技能検定(第18回~第23回)の過去問解説、そのほか会員限定公開のページは、みん合☆プラス会員へ入会するとご覧になることができます。
本日お伝えした公的なWEBサイトのリニューアルなどの情報も過去問解説にはたっぷり盛り込んでいますので、過去問を将来の出題に備えた「未来問」として活用することも可能になります。
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