本日7月10日、「テキスト&問題集」の改訂版(第3版)の販売が開始されました。
2019年の初版発行以来、多くのキャリコン受験生にご活用いただき、誠にありがとうございます。
これまで読者のお声に励まされ、内容の改善を図ってまいりました。
また、競合する書籍、教材との差別化や、本書ならでは学習上のメリットの創造を心がけてきましたが、第3版での改善のポイント、特に最近の出題傾向や、時事的な出題傾向を踏まえた、新規加筆の箇所などについてお知らせします。
テキスト+一問一答の基本構成はそのままに
出題範囲ごとに「内容のまとめ」部分と「一問一答」部分から成る書籍の基本構成は変わりません。無理、無駄なく知識が身につけられるよう設計をしています。
【テキスト部分】
①この節(出題範囲)の出題傾向や概要、おさえるべきポイントなどを記しています。
②キーワードや重要な人名などは赤い文字で表記しており、付属の赤色シート🔴を使用すると文字を隠すことができます。隠してみて、キーワードや人名が思い浮かぶようになると、理解が深まっていると言えるでしょう。
③出題頻度や見ておくべき資料などをアイコンで表しています。
④語呂合わせなどの便利な覚え方は「得点アップ」として紹介しています。
【一問一答部分】
⑤一問一答問題は、過去問題の選択肢を改題したものに加え、出題が予想される想定問題から構成されています。
まずは、正誤の判断ができるかどうか、さらに、誤りの理由が答えられるかどうかを確認しましょう。
⑥四角い□の欄には正解できたもの、不正解のもの、曖昧なものに、✓、○、×、△などの印をつけて、復習にもメリハリをつけましょう。
本試験で出題される四肢択一問題は、「一問一答問題を4つ集めたもの」に他なりませんから、一問一答を征するものが、本試験の四肢択一問題を征すると言っても過言ではないでしょう。
本書「テキスト&問題集」で一問一答に答えられる力を身につけた後には、「合格問題集」で四肢択一への対応力を身につけるのことが、学科試験対策の王道です。
主な加筆のポイント
これまでのすべての過去問題をあらためて分類をし直し、まとめや問題のピントがズレていないかを検証しました。
また、最近の出題傾向や、試験での問い方なども意識し、まとめや問題を新たなに作成しました。第2版には収載していない内容で、新たに加筆をしたトピックは、主に次の内容です。
■巻頭特別企画
・近年の傾向と合格のポイント
・試験に出る(かもしれない)43人の理論家(理論家の人名とキーワードのリスト)
■第1章:キャリアコンサルティングの社会的意義
・第11次職業能力開発基本計画
・令和4年版労働経済の分析
・働く環境の変化に対応できるキャリアコンサルタントに関する報告書
■第2章:キャリアコンサルティングを行うために必要な知識
・ウィリアムソンやプレディガーの理論
・スーパーの発達的アプローチに関する14の命題
・シャインのキャリアサイクルの特定の課題
・サビカスのキャリア構築理論をより詳しく
・SCCT(社会認知的キャリア理論)
・動機づけ理論にマクレガーのX理論、Y理論を追加
・日本で生まれた精神療法として「吉本伊信」と「森田正馬」を追加。
・交流分析
・シュルツの自律訓練法
・裁量労働制や高度プロフェッショナル制度
・職能資格制度と職務等級制度と職能給と職務給のまとめ
・マイジョブ・カード
・毎月勤労統計調査、労働経済動向調査、就労条件総合調査、賃金事情等総合調査
・最低賃金法
・育児休暇、介護休暇
・プラチナえるぼし
・キャリア・パスポート、個別最適な学びと協働的な学び
・インターンシップの新たな定義づけ
・マーシャ、岡本祐子、金井壽宏の理論
・発達障害者支援センター
■第3章:キャリアコンサルティングを行うために必要な技能
・ブリーフ・セラピー(ソフト・フォーカスト・アプローチ)
・セルフヘルプ・グループ
・厚生労働省編職業分類の改定
・職業情報提供サイト(jobtag)
・職場情報総合サイト(しょくばらぼ)
■第4章:キャリアコンサルタントの倫理と行動
・キャリアコンサルタントの継続的な学びの促進に関する報告書
その他の改善点
・法令制度、統計データ、官公庁資料のバージョンなどのアップデートを行っています。
・索引のフォントを大きく、用語の網羅性を高めました。
巻末の「索引」から気になったキーワードや人名を参照する人が思いのほか、多いため、索引を見やすくフォントを大きくするとともに、網羅性を高めました。
・「得点アップ(語呂合わせ)」をさらに充実させました。
・読者特典として、一問一答Webアプリ、オリジナル解説動画が付きます(8月より提供開始予定)。
なお、一問一答Webアプリは、合格問題集の読者特典のものと同じ内容です。予め、ご了承ください。
改訂の割合は?
全体的には改訂の割合はページに換算すると3割ほどですが、上記のように時の経過によるアップデート以外の加筆内容も多いです。
第2版は2021年3月に刊行されたもので、雇用情勢や働き方が大きく変化したコロナ禍の期間を経ていることもあり、今後の試験対策には、新しい第3版での学習をおすすめします。
また、時事的な内容は日々、変化していると言っても良いですから、さらなる最新情報は、みん合サイトで随時提供しますので、みん合サイトも併せてご活用ください。
より試験合格に実践的な内容に仕上げました。
学科試験合格対策のメイン教材として、どうぞご検討ください。
なお、国家試験キャリアコンサルタント試験対策のみならず、12月のキャリアコンサルティング技能検定(2級、1級)を受験するみなさんにもおすすめです。
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