第26回問36~問40の解き方

第26回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問36.グループアプローチの技能

【A】グループアプローチの種類と提唱者の組み合わせ問題です。第23回問36とほぼ同じですから、既視感のある方も多かったと思いますが、人名の部分を若干改題した問題でした。

正答:2

1.×:行動療法に基づく「対人関係ゲーム」は、田上不二夫が提唱した。小学校などの学級においてコミュニケーション力を高める技法として実践されている。

2.○:モレノが提唱したサイコドラマの内容として適切である。【木村先生P409】

3.×:Tグループはロジャーズではなくレヴィンの理論と実践に基づくものである。【木村先生P409】

4.×:エンカウンターグループはロジャーズにより開発された。【木村先生P409】

問37.キャリアシートの作成指導及び活用の技能

【A】ジョブ・カードに関する基本的な内容を問う問題ですが、選択肢4の民間のサイトとの連携については、知らなかった方はインプットしておきましょう。選択肢1と2は第26回対策総仕上げ模試(問38)がお役に立てました。

正答:3

1.×:ジョブ・カードは、厚生労働省が様式を定めた、「生涯を通じたキャリア・プランニング」及び「職業能力証明」の機能を担うツールである。【マイジョブ・カード

2.×:ジョブ・カードは大きく3つの様式(シート)で構成されている。【マイジョブ・カード

3.○:ジョブ・カードのメリットとして適切である。【マイジョブ・カード

4.×:登録したジョブ・カード等の情報を活用して、民間の就職・転職サイトにオンラインで登録等できるサービスを提供している。【マイジョブ・カード

問38.相談過程全体の進行の管理に関する技能

【A】「見立て」に関する出題は珍しいですが、支援の基本姿勢に照らして検討しましょう。

正答:4

1.○:支障の程度を確かめることは適切である。

2.○:どのように対応し取り組んでいるかを明らかにするのは適切である。

3.○:問題が生じた時期やこれまでの経過を明らかにするのは適切である。

4.×:プライバシーに配慮しながら、家族成員との関わりや学校・職場での適応状況を確かめる必要がある。

問39.相談場面の設定

【A】実際の相談場面をイメージして、ありえないものを消去しましょう。また、表現方法には気をつけましょう。

正答:4

1.×:「よりも」には気をつける。

物理的環境も必要だが、プライバシーへの配慮も大切である。

2.×:キャリアコンサルタントと相談者は「指導関係」ではない。支援は指示的(指導的)ではなく、支持的に行う。

3.×:相談者の自己決定権を尊重する。【キャリアコンサルタント倫理綱領第10条:PDF

4.○:緊要とは重要度が高いことや、差し迫って必要なことであり、優先順位と捉えて良い。支援にあたっては、優先順位の設定も大切である。

問40.自己理解の支援

【C】厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)からの出題は前回から連続で、細かな内容が問われています。

正答:3

1.○:GATBは、制限時間内にできるだけ早く正確に回答する最大能力検査である。【労働政策研究・研修機構

2.○:列挙されている内容は、9つの適性能として適切である。【労働政策研究・研修機構

3.×:GATBで測定する適性能は、顕在的な能力ではなく、潜在的な能力である。【雇用問題研究会:PDF

4.○:対象年齢は中学生(13歳以上)~成人(45歳未満)である。【雇用問題研究会

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