第27回キャリアコンサルタント試験まで、あと29日(公開日の10月5日を含めず)。
この4週間をどのように過ごすか。
日々頂くご質問やご連絡からは、みなさんの学習進捗度や理解度、達成度合いは様々ですが、順調に進んでいる方にも、そうでない方にも、エールとともにアドバイスをお伝えします
はじめに…、みん合原田の目標
まず、試験までに私が果たすべきこと。
第27回対策のみん合☆総仕上げ模試は、10月の三連休(12~14日)からの公開を目指して、現在問題を作成しています。
これまでの出題内容を洗い出し、最近出ていない内容や、逆に流行りの内容、未出題な内容なども盛り込もうと日々、コツコツと制作しています。
目処が立ちましたら報告します。どうぞ、ご期待ください。
なお、最新版はいつもどおり、どなたでも受験できるようにいたしますが、前回までのこれまでのみん合☆総仕上げ模試はみん合☆プラス会員へ限定公開しています。
前回、前々回対策のものなどは、時事問題もフレッシュで、次回試験に出題されるかもしれない問題が盛りだくさんです。
比較的順調な方へのエールとアドバイス
これまで比較的順調に、計画していたことを概ね進めることが出来ている方は、自信を持って、それを進めていきましょう。
そして、過去問や問題集での問題演習がある程度、進んでいる方は、一旦、過去問解きまくりのペースを下げてして、渡辺先生や木村先生やジル資料、その他出典資料などを読んでみる機会をつくるのも良いでしょう。
キャリア理論やカウンセリング理論について、興味のある箇所を中心に、いや、興味のある箇所だけでも良いですから、じっくりと読むこともおすすめです。
それにより、断片的だった知識が、まとまりや繋がりをもったものになり、知識の層が一層厚くなるはずです。それはすなわち、問題への対応力(応用力)が増します。
いわゆる、受験されたみなさんが言う、暗記では対応できない問題への対応力が増します。
労働関連の制度や時事問題について、気になったことをWebで調べてみる、のも良いでしょう。やり過ぎには注意かもしれませんが、主体的な調べ事によって得られる理解も少なくないはずです。
苦手な内容を認識、認知しましょう
また、苦手な内容は、この時期にじっくりと確認しましょう。まだ落ち着いて確認する時間的な余裕があります。
得意・苦手な内容を認知することも大切なことです。
苦手な内容は、集中的な学習により、苦手⇒得意へ転じることもよくあります。
私はよく、コピー用紙に、理論家/理論の特徴やキーワードなどを殴り書きをしていました。一人1ページのスペースで、かなり情報をまとめられるはずです。トピックの少ない理論家/理論などは二人で1ページでもよいでしょう。
知識の繋がりやまとまりを意識した学習をする日、そんな一日を作るのも良いでしょう。その際に、未来に開拓したい専門分野、深めたい内容が見つかることもあるかもしれません。
過去問を解きまくりの方へのアドバイス
絶賛、過去問解きまくり中、という方へのアドバイスとしては、くれぐれも、解いたら解きっぱなしにしないようにしましょう。
問題演習は、二巡が基本、間違えた問題、自信を持って解けなかった問題は三巡しましょう。回転させましょう。
なお、過去問研究時には正答が導ければヨシ、ではなく、選択肢ごとに正誤判断が出来るようにしましょう。学習の素材として選択肢を残さず活用しましょう。
1.自信を持って、正誤判断ができた選択肢:A
2.自信はないが、正解できた選択肢:B
3.間違えたもの、知らなかった選択肢:C
4.指示の見落としや誤解があった選択肢:D
過去問や問題集に記号を書いておきましょう。B/C/Dの選択肢をAにすることが、学科試験対策の要です。
4つ目の指示の見落としや誤解については、ご自身の受けとめ、思い込み、思考の癖が影響していることもありますので、修正するように意識をしてみましょう。
○になったら、その問題(選択肢)は卒業です。
選択肢ごとに正誤判断が出来るかどうかを理解度のバロメーターにしましょう。
これから本格スタートする方へのエールとアドバイス
今からでも間に合いますか?というご相談をいただきます。間に合うか、間に合わないか、それはもう、あなた次第です。
こちらのデータをご覧ください。
◇試験対策期間と合格率の関係
前回の第26回学科試験の2つの登録試験機関の平均合格率は65.5%でしたが、みん合アンケートでは、学習期間1ヶ月未満の方であっても、80.0%の方が合格しています。
▼第26回試験のアンケート結果(学習期間と合格率の相関)
学習期間 | 合格率 |
6ヶ月以上 | 87.9% |
3ヶ月以上6ヶ月未満 | 91.3% |
2ヶ月以上3ヶ月未満 | 87.1% |
1ヶ月以上2ヶ月未満 | 81.9% |
1ヶ月未満 | 80.0% |
合格可能性は十分にあると捉え、前向きに準備しましょう。
ただし、時間はあまりありません。
やればやるほど、時間が足りないと思うはずですが、寸暇を惜しんで対策を進めていきましょう。また、挫けそうになってしまったら、回によって難易度に差があることを思い出し、希望を捨てないで下さい。
【これまでの合格率の推移(第15回以降)】
次回試験の難易度は神のみぞ知るところではありますが、悲観せず、恐れ過ぎず、ベストを尽くしましょう。
では、何をやるか?合格ルートマップ
①過去問を解いたことが無いという方は、まずは1回分を解いてみましょう。
直近3回分から解いてみてください。なお、24回は難易度が高い内容でしたから、出来が良くなくてもくれぐれも心折れないでください。
全体のボリューム感、問題の順序、レベル感(問題による差)を実感、認識しましょう。難しいもの(知らないもの)も易しいもの(知っているもの)もある、という印象を受けるかと思います。
そして、大切なことは、ご自身の知っていたこと/知らなかったことを区別、認識しながら、過去問解説のページで正誤の根拠を確認してみてください。
一巡目では、理解できないもの、覚えられないものも当然ありますから、あまり欲張りすぎず、二巡目、三巡目で理解をしよう、という気持ちでもよいでしょう。
②試験科目及びその範囲並びにその細目を一読しましょう。
過去問を解きまくりたい、解かねば、という気持ちになっているかもしれませんが、急がば回れ、です。いわゆる出題範囲表である、細目の資料を一読しましょう。7ページまで読んでみてください(8ページ以降は7ページまでの内容と重複しているため)。
これが、出題マップ、合格への地図です。
この細目を元に試験問題は作成され、概ね細目の記載順序で問題が出題されます。この内容の文章から出題されたこともあります。
試験科目及びその範囲並びにその細目(PDF:キャリアコンサルティング協議会、JCDAも内容は同様)
時折、見返してみますと、試験の内容を俯瞰してみることもでき、膨大に思える出題内容にも、実は際限があることがわかります。
この細目と過去問を合格作戦の起点としましょう。
ミニマム6回分をマスターしましょう
過去問については、国家試験と2級試験の直近3回分ずつのミニマム6回分の過去問演習をマストな目標にしましょう。この6回分は、ミニマムながらも、最近の出題傾向や時事的問題にも対応でき、合格への「最短距離の過去問セット」と捉えています。
国家試験の3回分は各登録試験機関より、2級の3回分はキャリアコンサルティング協議会のサイトより入手可能です。
各3回分の合計6回分を刷りだしていない方は、今日印刷して、いつでも参照できるようにファイリングしてしまいましょう。
過去問の目標:国家試験3回分+2級技能検定3回分=300問(1200選択肢)
③テキスト&問題集(第3版)の活用
テキスト&問題集は、出題範囲ごとにポイントやキーワードのまとめ、一問一答から構成されており、知識の確認、インプットに役立ちます。
ですから、テキスト&問題集を一読してから、出題範囲ごとに過去問を解くと、効率よくインプット&アウトプットできます。知っていることは得点に、知らないことはインプットしましょう。
全体的に知識が足りない、とお感じになりましたら、理解半分でも良いですから、早めに一巡させますと、ご自身の得手不得手が浮き彫りになり、対策が見えてきます。
④出題範囲マトリックス×タテヨコくんを活用したヨコ解きにチャレンジ!
キャリアコンサルタント試験は、出題内容(出題範囲)が広範囲に及ぶため、対策学習をする際には、その日の学習の焦点があちこちに飛び火しないように、学科試験対策を出題範囲ごとに行うことを、みん合ではおすすめしています。
上記の「国家試験3回分+2級技能検定3回分」のタテヨコくんを活用してみてはいかがでしょうか。
[国家+2級直近3回分]タテヨコくんミニマム【PDF版】【Excel版】
(その他のタテヨコくんは、こちらよりご参照ください。)
⑤「合格問題集」や「総仕上げ模試」を組み合わせてみましょう。
合格問題集は問題数を通算すると、200問の四肢択一式の問題が収載されていますから、4回分の過去問に匹敵します。
さらに言えば、過去に出題された内容のアレンジのみならず、予想問題も組合せて問題を作成していますから、4回分以上の過去問演習の効果は、合格問題集にはあるはずです。
また、テキスト&問題集などと同じように、出題範囲ごとに出題のポイントと問題を掲載していますので、テキスト&問題集→合格問題集へのヨコ解きも良いでしょう。
目標問題数は10回分(500問:2000選択肢)
みん合では、合格に必要十分な問題演習量として、500問(10回分)・2000選択肢を目標とすることをおすすめしていますが、国家試験と2級技能検定の直近3回分と合格問題集を加えると、それに達します。
これはミニマム、といいつつ、強力な組合せと思います。
過去問と合格問題集はどっちを使ったら?というご相談には、一つの提案ですが、学習シーン別に、机に向かえるときは過去問を、移動時間や隙間時間には合格問題集で問題を解くルーティンを作ってみてはいかがでしょうか。
一度決めたら続けましょう。習慣化が大切です。
また、総仕上げ模試を最後の総仕上げに活用しましょう。
時事問題対策は楽習ノートプラスで
そして、直前期といえば時事問題対策です。雇用指標のデータなどは、直前に詰め込む方は多いですが、短期記憶の仕組みからもしても、直前期の緊張感の中で、インプットすることは合理的でおすすめです。
そして、時事問題対策は、楽習ノートプラスをご活用ください。
特に、労働経済の分析、能力開発基本調査、第11次職業能力開発基本計画の御三家資料対策は必須であり、そのほかのマークすべき資料については、次の記事と動画でお伝えしています。
まだまだ、伸びます!合格します!
残り4週間。
キャリコン受験生は、忙しい方、公私に及び様々な役割や責任を負ったみなさんが多い印象があります。
あなただけでは、ありません。
寸暇を惜しんで、積み重ねていきましょう。
そして着手したものは、確実に、自分のものにしていきましょう。
どうぞ、試験までの間、みん合を使い倒し、近い未来のご活躍とあなた「らしさ」づくりのためのステップアップにご活用ください。
この試験は、ご努力を裏切らない試験と思っています。
焦ってしまいそうになったら、
深呼吸して、
1問を解き、
1ページを読みましょう。
ご自分を落ち着かせるには、それしかありません。
学びの不安は、学びで解消しましょう。
そして、キャリアコンサルタントとして活躍する未来を描きながら、気持ちを高めていきましょう。
応援しています。
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ご質問やご相談がありましたら、お問合せよりご遠慮なくお伝え下さい。
さぁ、みんなで合格しましょう!
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