これまでの合格率

これまでのキャリアコンサルタント試験の過去の合格率を紹介します。

第1回~第14回までの合格率

国家試験になってから最初の2、3年間は、合格率に不安定さがあり、20%台から80%台までの激しい高低差がありました。なお、2017年と2018年は年4回実施されていましたが、2019年からは年に3回実施されています。

なお、試験実施の時期と回数の一覧表を作成していますので、過去問演習の際に時期などが気になりましたらご覧ください。

国家試験と2級の試験実施回と時期(PDF)

そして、第15回(2020年度)からは、新しい出題範囲表による出題が行われ、現在へ続いているため、第14回までとそれ以降で分けて紹介します。

  学科試験 実技試験 同時受験者
  協議会 JCDA 協議会 JCDA 協議会 JCDA
第1回 81.0% 74.2% 71.6% 51.5% 59.1% 37.2%
第2回 77.2% 74.8% 74.3% 59.4% 67.2% 50.7%
第3回 66.1% 63.3% 65.7% 61.9% 50.6% 48.6%
第4回 23.5% 19.7% 75.4% 63.7% 24.5% 17.1%
第5回 48.5% 51.4% 72.1% 65.7% 42.9% 43.3%
第6回 64.2% 61.5% 76.0% 66.4% 56.7% 50.9%
第7回 53.6% 54.8% 70.0% 74.6% 49.3% 52.4%
第8回 66.5% 59.9% 67.5% 67.9% 54.9% 53.6%
第9回 28.8% 32.1% 67.8% 67.9% 26.2% 34.6%
第10回 65.4% 62.9% 73.3% 65.7% 55.9% 53.3%
第11回 62.5% 62.7% 75.3% 74.1% 56.4% 58.3%
第12回 75.5% 75.5% 62.4% 68.7% 56.7% 60.3%
第13回 71.7% 70.4% 58.0% 65.4% 50.6% 58.1%
第14回 65.1% 69.1% 66.6% 65.3% 54.8% 55.8%

第4回と第9回は、明らかに難易度が高く、20%台の合格率となり、「魔の4回&9回」などと語り継がれています。これらの回では、出典の資料の広がりという特徴を感じた回でした。ただし、第10回以降は比較的落ち着いています。

第15回~第28回までの合格率

第15回(2020年度)からは、出題範囲表の改定後の試験が行われており、改定後の第15回からの合格率を紹介します。赤色は特に学科試験合格率が低い回です。

  学科試験 実技試験 同時受験者
  協議会 JCDA 協議会 JCDA 協議会 JCDA
第15回 75.3% 74.7% 61.7% 64.3% 53.5% 57.0%
第16回 65.3% 63.9% 59.4% 63.6% 48.4% 52.2%
第17回 55.9% 58.0% 57.0% 59.4% 40.7% 46.5%
第18回 82.6% 79.0% 68.0% 57.0% 64.0% 54.6%
第19回 60.8% 63.0% 59.7% 63.3% 46.1% 52.5%
第20回 78.2% 77.4% 57.5% 64.4% 51.0% 60.7%
第21回 63.0% 59.7% 54.9% 62.9% 43.9% 52.2%
第22回 82.2% 82.3% 65.3% 63.0% 59.3% 59.3%
第23回 85.0% 81.2% 63.3% 62.5% 61.2% 59.8%
第24回 53.0% 51.6% 65.8% 64.5% 45.2% 45.8%
第25回 65.2% 59.6% 67.8% 63.0% 52.7% 49.1%
第26回 67.4% 60.8% 58.6% 71.6% 48.4% 56.6%
第27回 61.0% 56.2% 65.5% 73.7% 49.6% 52.7%
第28回 69.3% 65.8% 67.2% 69.4% 54.8% 60.0%

第15回以降では第17回、第24回が、特に低合格率の回に位置づけられます。

また、第24回から第27回は学科試験の合格率が低めでしたが、第28回はやや、和らぎました。

なお、学科試験については、両機関で同じ問題で行われていますので、両機関を合わせた平均合格率も紹介しておきます。

学科試験の2機関平均の合格率

キャリアコンサルティング協議会と日本キャリア開発協会(JCDA)の2機関の合格者数を受験者数で除した平均合格率は以下のとおりです。

合格率 合格率
第1回 77.8% 第15回 75.0%
第2回 75.7% 第16回 64.6%
第3回 64.3% 第17回 56.8%
第4回 21.3% 第18回 81.1%
第5回 50.3% 第19回 61.6%
第6回 62.7% 第20回 77.9%
第7回 54.3% 第21回 61.7%
第8回 63.3% 第22回 82.2%
第9回 30.5% 第23回 83.6%
第10回 64.2% 第24回 52.6%
第11回 62.6% 第25回 63.7%
第12回 75.5% 第26回 65.5%
第13回 71.1% 第27回 59.7%
第14回 67.2% 第28回 68.4%

学科試験の最も低い合格率は第4回の21.3%、次いで第9回の30.5%でした。対して、最も高い合格率は、第23回の83.6%、次いで第22回の82.2%です。

【学科試験合格率(2機関平均)】

山あり谷ありのアップダウンが第24回まではありましたが、第25回からは低めの水準に合格率が抑えられている印象があります。 

学科、実技同時受験者の同時合格率

最近は50%のラインを意識しているかのような結果が続いています。

【第15回以降の学科、実技同時受験者の合格率(2機関平均)】

150時間にも及ぶ、養成講座を受講した方が約9割を占める試験でありながら、学科と実技の同時合格率が50%付近にあるというのは、なかなか厳しい試験なのではないでしょうか。

そのため、養成講座の終盤や修了する頃からは、なるべく早めに、計画的に試験対策に取り組むことが必要な国家試験であると言えるでしょう。また、学科試験対策と実技試験対策はバランス良く行っていきましょう。

学習スタートにあたっては、合格ルートマップで、学習方法をあらかじめ確認して合格作戦立案にお役立てください。

合格目指し、勉強時間や学習方法を工夫しながら、頑張っていきましょう。

応援しています。