第19回までの試験結果(合格率)について
これまでのキャリアコンサルタント試験の過去の合格率は以下のとおりです。細かな数字となりまして恐縮ですが、ざざっとでもご覧ください。
学科試験 | 実技試験 | 同時受験者 | ||||
協議会 | JCDA | 協議会 | JCDA | 協議会 | JCDA | |
第1回 | 81.0% | 74.2% | 71.6% | 51.5% | 59.1% | 37.2% |
第2回 | 77.2% | 74.8% | 74.3% | 59.4% | 67.2% | 50.7% |
第3回 | 66.1% | 63.3% | 65.7% | 61.9% | 50.6% | 48.6% |
第4回 | 23.5% | 19.7% | 75.4% | 63.7% | 24.5% | 17.1% |
第5回 | 48.5% | 51.4% | 72.1% | 65.7% | 42.9% | 43.3% |
第6回 | 64.2% | 61.5% | 76.0% | 66.4% | 56.7% | 50.9% |
第7回 | 53.6% | 54.8% | 70.0% | 74.6% | 49.3% | 52.4% |
第8回 | 66.5% | 59.9% | 67.5% | 67.9% | 54.9% | 53.6% |
第9回 | 28.8% | 32.1% | 67.8% | 67.9% | 26.2% | 34.6% |
第10回 | 65.4% | 62.9% | 73.3% | 65.7% | 55.9% | 53.3% |
第11回 | 62.5% | 62.7% | 75.3% | 74.1% | 56.4% | 58.3% |
第12回 | 75.5% | 75.5% | 62.4% | 68.7% | 56.7% | 60.3% |
第13回 | 71.7% | 70.4% | 58.0% | 65.4% | 50.6% | 58.1% |
第14回 | 65.1% | 69.1% | 66.6% | 65.3% | 54.8% | 55.8% |
第15回 | 75.3% | 74.7% | 61.7% | 64.3% | 53.5% | 57.0% |
第16回 | 65.3% | 63.9% | 59.4% | 63.6% | 48.4% | 52.2% |
第17回 | 55.9% | 58.0% | 57.0% | 59.4% | 40.7% | 46.5% |
第18回 | 82.6% | 79.0% | 68.0% | 57.0% | 64.0% | 54.6% |
第19回 | 60.8% | 63.0% | 59.7% | 63.3% | 46.1% | 52.5% |
どのような印象を持ちましたでしょうか。
学科試験は共通の内容ですが、登録試験機関により若干、合格率のパーセンテージに違いがあります。全く同じ率になったのは、第12回のみです。
また、第4回や第9回のような非常に低い合格率の厳しい回は、第10回の後にはありませんが、第17回はかなり内容的に難しい試験で合格率は50%台まで低下しましたが、その次の第18回は過去最高の80%前後の合格率となりました。
平均的に見てみると、第10回以降は、学科試験は60%~70%台の傾向があります。
なお、「同時受験者」というのは、学科及び実技試験を同時に受験した人を言います。初回受験者の多くは、同時受験をする割合が圧倒的に高いですが、試験日程の都合がつかずにどちらかの試験を見合わせる方も中にはいらっしゃいます。
皆様からの自己採点のアンケート結果から、第19回の学科試験の合格率は60%~65%を予想していましたが、協議会60.8%、JCDA63.0%となり、やや低めになりました。
学科試験合格率が、60%前半になった場合には、同時受験者の合格率は50%を超えるかどうかが、微妙な状況になってくると思われますが、協議会では46.1%と50%を下回る結果となりました(JCDAは52.5%)。
150時間にも及ぶ、養成講座を受講した方が9割以上を占める試験でありながら、同時合格50%前後というのは、なかなか厳しい試験であるとも言えるのではないでしょうか。
私は社会人になってから20年以上、資格試験の世界に携わっているのですが、回によって難易度の差はあるものの、養成講座を受けたらからといって即合格が保障されているものでは全然なくて、計画的に試験対策に取り組むことが必要な国家試験であることは間違いはありません。
合格目指し、勉強時間や学習方法を工夫しながら、頑張っていきましょう。