第11次職業能力開発基本計画(第1部総説)【まとめ編】

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本計画の資料は厚生労働省のサイトよりダウンロードすることができます。

 第11次職業能力開発基本計画

このページでは、第1部総説のまとめをお届けします。第11次職業能力開発基本計画のスライド3からスライド5をご参照ください。この書類にはページ数がありませんのでご注意ください。

第1部総説

本計画では、企業における人材育成の支援は第10次計画から引き続き推進しながら、第11次計画では、「労働者の主体的なキャリア形成を支援する人材育成戦略」としてこの基本計画を位置付け、職業能力開発施策の方向性を定めています。【厚生労働省

そして、厚生労働省では、この基本計画に沿って、向こう5年間の職業能力開発施策を展開していことになります。

計画のねらい

①新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により戦後最大の経済の落ち込み。

雇用に与える影響を注意する。

②中長期的にみると、我が国は少子化による労働供給の制約があるため、一人ひとりの労働生産性を高めることが不可欠である。

職業能力開発施策をめぐる状況

1.産業構造のサービス経済化

産業構造においてサービス業比率が上昇している。

2.Society5.0の実現に向けた経済・社会の構造改革等の進展と社会全体のデジタルトランスフォーメーションの加速化

Society5.0は、狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く、新たな社会を指すもので、第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として初めて提唱された。

Society1.0 狩猟社会
Society2.0 農耕社会
Society3.0 工業社会
Society4.0 情報社会

Society5.0とは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)のことである。【参考サイト:内閣府

Society 5.0で実現する社会

イノベーションにより、様々なニーズに対応できる社会

・ロボットや自動走行車などの技術で人の可能性がひろがる社会

AIにより、必要な情報が必要な時に提供される社会

IoTで全ての人とモノがつながり、新たな価値がうまれる社会

具体例は下記の内閣府作成のイメージ図より確認する。

従来の社会とSociety 5.0の違い

内閣府より転載】

また、デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念のことである。

3.人生100年時代と日本型雇用慣行の変化

4.リカレント教育等の施策の必要性

第10次と第11次計画の位置づけ

1.第10次職業能力開発基本計画の位置づけ

→「生産性向上に向けた人材育成戦略」(全員参加と最適配置)

2.第11次職業能力開発基本計画の位置づけ

→「労働者の継続的な学びと自律的・主体的なキャリアの形成を支援する人材育成戦略」

2.計画の期間

この計画の期間は令和3年度(2021年度)から令和7年度までの5年間とする。