フォーマル・アセスメント(2)
Check Sheet
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フォーマル・アセスメントの結果報告の基礎用語
尺度 | アセスメントで測定される特定の領域 |
粗点 | 各項目の点数、またはそれを尺度ごとに足したもの |
尺度得点 | 粗点を意味ある数値尺度に変換したもの |
正規分布 | 平均値からつりがね型に分布する確率分布のこと |
標準偏差 | 測定結果が平均値からどれくらい離れているか。SDと表記される |
標準正規分布 | 平均を0とし、標準偏差が1となるよう標準化された正規分布のこと |
換算点 | さまざまな種類があるがそれぞれ正規分布と対応してつくられている |
標準得点 | z得点。個々のデータが平均値からどれくらい離れているかを示す値 |
偏差値 | Z得点。標準得点を10倍にし、50を加えたもの。平均が50になる |
パーセンタイル順位 | 全被験者を100%としたときに個々のデータが下から数えてどの順位にいるか。パーセンテージであらわす |
スタナイン | 正規分布を9つにわけて全体の中の位置を見る。5が平均 |
フォーマル・アセスメントの解釈と実践
クライエントへのフィードバック
・検査結果を伝える際の注意点
①クライエントの問題(目標達成)を念頭に
②クライエントの意思決定を中心にした解釈
③測定には誤差や幅があることを理解してもらう
④検査の専門的な情報や技術上の情報を常に伝える必要は無く、あくまで有意義で役に立つ情報を
フォーマル・アセスメントの限界
①検査は補助的なもの。それだけではクライアントを理解できない
②適用範囲が決まっている(年齢、性別、能力等)
③クライエントの受験態度で結果が変わる
③に対しては、質問紙法の中にライスケール(虚構性尺度)を含めるものもある
1つの検査だけに頼るのではなく、組み合わせるテスト・バッテリーを行い、より正確なクライエントの情報を得る必要がある