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自己概念の形成と職業選択に与える影響について（過28回）

シナリオ

自己概念と職業選択の関係について…

①自己概念が不明確、低い　⇒　職業選択も不適切

②仕事とは、自分の能力、興味、価値を表現するものである

③肯定的な自己概念が必要　⇒周囲の人から与えられるフィードバックが極めて重要

職業的自己概念の実現がスーパーの中心的テーマ

答案の案

自己概念と職業選択の関係について、次のことがいえます。

スーパーは自己概念のうち、仕事や職業に関しては「職業的自己概念」を形成していると述べています。スーパーの理論の中心的テーマは、個人は職業選択を通じて自分の「職業的自己概念」を実現しようとする、というものです。スーパーは職業を選ぶということは、自己概念の実現の手段を選ぶということであると述べています。

自己概念が不明確もしくは低いものであると、職業選択も不適切であったり不満足なものになってしまいます。

また、仕事とは「自分の能力（最も得意なこと）」や「興味（最もやりたいこと）」「価値（本当に重要だと思っていること）」を表現するものです。そうでなければ仕事は退屈で無意味なものになってしまいます。

なお、適切な職業選択には肯定的な自己概念が必要です。この肯定的な自己概念を形成するためには、日常接している周囲の人（家族、生徒、従業員、友人など）から与えられるフィードバックが極めて重要です。（420文字）