行動療法
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理論の概要
1920年代ワトソン→1953年スキナー
学習経験によって行動が長期的に変化すること
学習が生じる主なメカニズムレスポンデント条件付け、オペラント条件付けがある
学習理論について
レスポンデント条件付け | 古典的条件付け。反応、パブロフの犬、梅干の例 |
オペラント条件付け | 道具的条件付け。自発的な、という意味。ねずみの実験の例。 |
・レスポンデント条件付け(古典的条件付け)
<パブロフの犬>
肉片=無条件刺激 ベル=中性刺激 よだれが出る=無条件反応
無条件刺激と中性刺激が対になって何度も体験されると、中性刺激だけで無条件反応が起こる
・オペラント条件付け
強化 | 生態の自発的行動に報酬を与えること |
強化子 | 報酬のこと |
正の強化 | 快となるものを与え、反応発生頻度を高めること |
負の強化 | 不快を取り去ることで発生頻度を高めること |
(正の)罰 | 発生頻度を低下させるために不快なものを与えること |
連続強化 | 強化すべき行動が生じたら常に強化 |
間欠強化 | 間に強化しない場合をはさむ |
行動療法の実際
レスポンデント条件づけによる行動療法
系統的脱感作法 | ウォルピが考案。リラックスした状態をつくりだす。不安階層表を作成して全ての場面で不安や恐怖がなくなればセラピーは終了 |
曝露法 | エクスポージャー。不安・恐怖が起きない体験をして不安を減少させる |
・リラックスした状態を作り出す方法
①筋弛緩法筋肉の弛緩で緊張が取れる
②自律訓練法自己催眠でリラクセーション
オペラント条件づけによる行動療法
トークン・エコノミー法 | 快となるものを与える |
除外学習法 | 快となるものを与えない |
効用と限界
効用 | 消去、獲得させたい反応や行動が明確に特定でき、セラピーのプログラムを作成できるときには有効で、効果の測定もしやすい |
限界 | 行動の背後にあるものや内的要因が問題である場合には対応できない |