(旧)「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【まとめ編】
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令和4年作成の改訂版はこちらをご覧ください。
「外国人雇用状況」については、令和2年10月末現在のデータが令和3年1月末に公開されましたので、情報のアップデートをしましょう。本格的な出題は第12回のみですが、今後の出題では注意が必要な内容もあります。
なお、外国人雇用状況については、2021年3月発売の拙著キャリアコンサルタント学科試験テキスト&問題集第2版に反映して掲載していますのでご安心ください。【第2版P168】
外国人雇用のルール
外国人を雇用する事業主の責務として次の2つがある。
① 雇入れ及び離職の際には、その氏名や在留資格をハローワークへ届け出る。
② 「外国人労働者の雇用管理の改善等に関して事業主が適切に対処するための指針」に沿った、職場環境の改善や再就職の支援への取組み。
外国人労働者数の状況
上記①の届出状況は、届出が義務付けられた平成19年より毎年公表されており、令和2年10月末時点の届出状況を確認する。
令和2年10月末時点での外国人労働者数は1,724,328 人で、前年比 4.0%増加し、平成19年に届出が義務化されて以降、過去最高を更新したが、増加率は前年 13.6%から4.0%へ大幅に減少している。【P1】
外国人労働者を雇用する事業所数
外国人労働者を雇用する事業所数は 267,243 か所で、前年比 10.2%増加し、平成19年に届出が義務化されて以降、過去最高を更新したが、増加率は前年 12.1%から 10.2%へ減少している。【P1】
事業所数や労働者数の増加率の鈍化は、新型コロナウイルス感染症の影響等により雇用情勢に厳しさがみられる中、外国人労働者についても影響が生じているものとみられる。
外国人労働者の国籍で多いのは?
届出が平成19年に義務付けされて以来、「令和元年10月末現在のまとめ」までは、中国が第1位の状況が続いていたが、「令和2年10月末現在のまとめ」で、初めてベトナムが第1位となった。【P5】
労働者数の多い上位3か国
第1位 ベトナム(全体の25.7%)
第2位 中国(同24.3%)
第3位 フィリピン(同10.7%)
在留資格で最も多いのは?
在留資格別の状況【P5】
第1位 身分に基づく在留資格(全体の31.7%)
第2位 技能実習(同23.3%)
第3位 資格外活動(留学を含む)(同21.5%)
なお、身分に基づく在留資格には、「永住者」「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」「定住者」の4種類があり、活動に制限がないのが特徴である。
事業所規模別の割合で最も多いのは?
外国人雇用の状況を事業所規模別の割合をみると、30 人未満の規模の事業所が最も多く、事業所数全体の 約6割を占めている。【P9】
第1位 30人未満(全体の60.4%)
第2位 30〜99人(同18.1%)
第3位 100〜499人(同10.8%)
ヨコ解きリンク:第12回問2
参考文献・資料:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】
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