社会認知的キャリア(SCCT)理論【一問一答】
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社会認知的キャリア理論(SCCT)は、第11回までに出題は無いものの、頻出のバンデューラの理論を基盤とした理論であり、カウンセリングにおいては、特に自己効力感や結果期待が弱いクライエントには有効な理論です。資料はジルが有効です。追記:第14回で出題がありました。
(全7問)
Q1.社会認知的キャリア理論(SCCT)は、バンデューラが唱えた三者相互作用を理論の基礎としている。
A1.○:SCCTでは、人の認知が変われば行動が変わり、環境を変える可能性が開かれるとした。なお、SCCT理論はレント、ブラウン、ハケットが開発した。【ジルP34】
Q2.SCCT(社会認知的キャリア理論)における三者相互作用の三者とは、人・環境・思想である。
A2.×:人・環境・行動である。【ジルP34】
Q3.SCCT(社会認知的キャリア理論)における結果期待は、物理的成果と社会的成果2つに大別される。
A3.×:物理的成果、社会的成果に加え、自己評価成果の3つに大別される。【ジルP34】
Q4.SCCT(社会認知的キャリア理論)の学習経験のうち、特に社会的成果が、努力を継続する粘り強さに関係するといわれている。
A4.×:最も影響するのは、社会的成果ではなく、自己評価成果とされている。【ジルP35】
Q5.SCCT(社会認知的キャリア理論)では、同じ経験をしても、個人的要因や背景要因が異なれば、自己効力感や結果期待は異なるものとなる。
A5.○:個人的要因、環境的要因との間で、学習経験を経て自己効力感と結果期待を形成するために異なる。【ジルP35】
Q6.SCCT(社会認知的キャリア理論)においては、新しい学習経験を重ねても、行動や結果を変えることはできないとされている。
A6.×:新しい学習経験によって、自己効力感や結果期待を高めることができれば、行動と結果を変えることができるとしている。【ジルP35】
Q7.結果期待は、自己評価成果によるところが強いため、相談場面でのクライエントの目標設定においては、最初の目標が達成したら、次は大きな目標を立てて一気にレベルを上げるのが良い。
A7.×:最初の目標が達成したら、次の小目標を立てて徐々にレベルをあげていく、「スモール・ステップ方式」が相談場面において有効である。【ジルP36】
(全7問)