【新傾向対策】未出題のキーワードをピックアップ!
キャリアコンサルティング技能検定1級(第9回)の試験問題から、今後、キャリアコンサルタント試験や2級技能検定でも出題されそうな用語をピックアップして、用語のまとめや過去問解説のリンクを紹介します。
なお、キャリアコンサルタント試験の直近3回分以外や1級の過去問解説は、プラス会員限定公開となりますので、ログインしてからご覧ください。
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すぐにでも出題されそうな、アドボカシー、地域若者サポートステーション(サポステ)、パパママ育休プラス、育児・介護休業法における要介護状態、官公庁資料からは「令和元年中における自殺の状況(厚生労働省・警察庁)」を取り上げます。
アドボカシー
【内容】社会的弱者の権利擁護や支援のために代弁することや、政策や制度、考え方などを変えるために、政府や社会、企業などの組織等に主体的に働きかけることである。
社会正義の視点から、キャリアコンサルタントが果たす新時代の責務、役割として期待されている。下村英雄先生の資料が参考になる。【キャリアコンサルティングと社会正義:PDF】
【過去問】[1級第9回問2]なお、キャリアコンサルタント試験では、「社会正義」とというキーワードで第9回に出題されている。[第9回問47]
地域若者サポートステーション
【内容】地域若者サポートステーション(愛称:「サポステ」)では、働くことに悩みを抱えている方に対し、キャリアコンサルタントなどによる専門的な相談、コミュニケーション訓練などによるステップアップ、協力企業への就労体験などにより、就労に向けた支援を行っている。【厚生労働省】
【対象年齢】15~49歳までの働くことに悩みを抱えている方。なお、2020年4月より対象年齢が39歳から引き上げられた。
【設置】「身近に相談できる機関」として、全国の方が利用しやすいようすべての都道府県に必ず設置されている(全国177箇所)。厚生労働省が、支援の実績やノウハウがあるNPO法人、株式会社などに委託して実施している。
【過去問】キャリアコンサルタント試験では未出題である。[1級第9回問9]
パパママ育休プラス
【内容】「パパ・ママ育休プラス」は、両親がともに育児休業をする場合に、以下の要件を満たした場合には、育児休業の対象となる子の年齢が、1歳2か月にまで延長される制度である。
① 配偶者が子が1歳に達するまでに育児休業を取得していること
② 本人の育児休業開始予定日が、子の1歳の誕生日以前であること
③ 本人の育児休業開始予定日は、配偶者がしている育児休業の初日以降であること
(参考資料)厚生労働省
【過去問】キャリアコンサルタント試験では未出題である。[1級第9回問17]
育児・介護休業法における要介護状態
【内容】育児・介護休業法に定める「要介護状態」とは、負傷、疾病又は身体上若しくは精神上の障害により、2週間以上の期間にわたり常時介護を必要とする状態のことをいい、要介護認定を受けていなくても、介護休業の対象となり得る。
【過去問】キャリアコンサルタント試験では未出題である。[1級第9回問18]
令和元年中における自殺の状況(厚生労働省・警察庁)
【内容】令和元年の自殺者数は、自殺者数は20,169人であった。平成22年以降、10年連続の減少となり、昭和53年から始めた自殺統計で過去最少となっている。
【男女別】女性より男性の方が多い。男性は10年連続の減少となっているが、男性の自殺者数は、女性の約2.3倍となっている。
【月別】令和元年は3月が最も多く、12月が最も少ない。
【原因】自殺の多くは多様かつ複合的な原因及び背景を有しており、様々な要因が連鎖する中で起きている。 「経済・生活問題」や「家庭問題」等、他の問題が深刻化する中で、これらと連鎖して、うつ病等の「健康問題」が生ずる等を意味している。
【過去問】キャリアコンサルタント試験では未出題である。[1級第9回問22]